• 2026/04/27 掲載

AIが勝手に売買する時代に…アンソロピックがAIエージェント同士の自動取引実験を実施

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米アンソロピックは2026年4月24日、AIモデル「Claude」を使った自律取引実験「Project Deal」の結果を公表した。AIが人間の代わりに商取引を行う市場が機能するかを検証したもので、AIの性能差が取引結果に大きく影響することが明らかになった。
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AI同士の市場で何が起きた?
(画像:本文をもとにAI(Gemini/Nano Banana)を使用して生成)

アンソロピック、AIエージェント同士の自動取引実験を実施

 この実験は、将来的にAIが人間の代わりに商取引の大部分を担うという経済学の理論が現実社会でどの程度機能するかを検証する目的で実施された。

 実験には、同社サンフランシスコオフィスの従業員69人が参加。各参加者に100ドルの予算を割り当て、AIが売買したい物品や希望価格、交渉方針などを聞き取ったうえで、参加者ごとの代理AIエージェントを構築した。

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【画像付き記事全文はこちら】
実験では、高性能モデルと普及型モデルを意図的に混在させた結果、知能レベルの差が売買価格や成約数といった経済的成果に直結することが判明した
(画像:ビジネス+IT)

 取引は社内チャット上の市場で行われ、出品、価格提示、交渉、売買成立までをAIが自動で実行した。1週間で186件の取引が成立し、総取引額は4000ドルを超えた。一方で、実験では参加者に知らせず、高性能モデル「Claude Opus 4.5」と小規模モデル「Claude Haiku 4.5」を混在させていた。その結果、Opusを使うエージェントはHaikuより多くの取引を成立させ、より高く売り、より安く買う傾向があった。

 たとえば同じ状態の壊れた自転車でも、Opusは65ドルで売却したのに対し、Haikuは38ドルにとどまった。人間が強気な交渉を指示しても差は埋まらず、AI自体の性能が取引結果を左右した。

 さらに、Haikuに代理された参加者は不利益を被っていたにもかかわらず、その事実に気づかず、取引を公平だと評価していた。アンソロピックは、AIエージェントによる自動取引には効率化の可能性がある一方、AIの性能差によって利用者が自覚しないまま経済格差が広がる恐れがあると指摘している。

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