- 2026/06/29 掲載
中国スパコン、米国抜き世界首位へ──GPUなしで達成
LineShineの技術的核心は、AI開発で現在主流となっている画像処理半導体(GPU)を一切採用せず、汎用的な中央演算処理装置(CPU)のみでシステムを構築した点にある。LineShineは、通信機器大手ファーウェイが設計したとみられるArmv9アーキテクチャーの独自CPU「LX2」を4万基以上搭載している。
これを独自の高速ネットワーク技術や大容量メモリと統合することで、GPUなしでの超高速計算を可能にした。近年、米国政府は中国の技術力向上を警戒し、最先端の半導体の中国輸出を厳しく制限してきた。中国はこの輸出管理に対抗する形で技術開発を進め、米国の半導体に依存しない完全国産のエコシステムを完成させた。
ただし、性能面での課題も指摘されている。LineShineは従来の科学技術計算では極めて高い精度と速度を発揮する。しかし、AIの学習に不可欠なデータ処理においては、専用のGPUを搭載したシステムに比べて電力効率や処理能力が劣ることが確認されているという。
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