• 2026/09/02 08:55 掲載

クラウドストライク、攻撃・防御AIを連携 NVIDIAと「SafeMind」、検知率29%向上

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米クラウドストライクは、NVIDIAと共同開発したサイバーセキュリティ向けAIモデル群「SafeMind」を発表した。攻撃役と防御役のAIを閉ループで連携させ、脆弱性の発見から検知、修復までを反復する。社内評価では検知率が29%向上し、修復を6倍に高速化したという。早期アクセスを受け付ける。
 米クラウドストライクは9月1日、NVIDIAと共同開発したサイバーセキュリティ向けAIモデル群「SafeMind」を発表した。攻撃役と防御役のAIエージェントを閉ループで動かし、攻撃経路の発見、検知、修復、再検証を反復する仕組み。同社のFalconプラットフォーム上でネイティブに動作し、独立したモデルや実行基盤は「Project QuiltWorks」を通じて信頼できる組織に提供するという。

 SafeMindは、攻撃側のレッドチーム向けモデル「Red Tempest」と、防御側のブルーチーム向けモデル「Blue Solano」で構成する。Red Tempestが隔離されたサイバー演習環境で攻撃手法や弱点を探り、Blue Solanoが得られた兆候を基に検知や修復を進める。再び攻撃側が対策を試すことで、静的なルールだけでは追いつきにくい攻防を継続的に評価できるという。

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【画像解説と記事全文はこちら】
攻撃AIと防御AIが学習を繰り返す仕組み
(本文をもとに生成AIで作成)

 モデルの開発にはNVIDIAのNemotronを利用し、訓練と推論にはCoreWeaveのAIクラウドを採用。学習にはFalconのセキュリティテレメトリー、脅威情報、マネージド検知・対応サービスの分析記録、15年にわたるインシデント対応の知見を用いたと説明している。業務に必要な文脈、権限、ツール、記憶を実行基盤側で組み合わせる設計となる。

 クラウドストライクは社内評価の結果として、主要なフロンティアモデルやオープンモデルを基準に、検知率が29%高まり、エンド・ツー・エンドの修復を6倍に高速化し、コストを99%削減したとした。ただし、比較対象や試験条件の詳細は限定的で、一般的な本番環境で同じ結果を保証する数値ではない。

 NVIDIAが公開した技術検証では、最適化したオープンモデルの構成が6回の試験で平均41.9%の検知率を記録し、標準の実行基盤に比べ2.5倍だったという。未見の8攻撃を使った別試験では45%を検知し、比較したフロンティアモデルの29%を上回った。一方でNVIDIAは、単一のシナリオ群、小規模な試験、正常通信の少なさなどを制約として挙げ、結果は一般的なベンチマークではなく方向性を示す事例だと説明している

 SafeMindは現時点で早期アクセスの申し込みを受け付けており、一般提供の時期や価格は明らかにしていない。クラウドストライクは、人間の分析者を置き換えるのではなく、専門家がより速く判断できる仕組みと位置付けている。

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