- 2010/12/15 掲載
東芝、エンタープライズ向け2.5型SSD「MK4001GRZB」など3機種を投入 データセンター需要見込む

「MK4001GRZB」シリーズは、東芝が基本技術を開発したNAND型フラッシュメモリ技術と2009年10月に富士通から譲渡されたエンタープライズ向けHDDの技術を融合した商品。東芝はNAND型フラッシュメモリでは韓国のサムスンに次ぐ世界2位。NAND型フラッシュメモリ部門を社内に設置して、信頼性が求められるエンタープライズ向けに対応していくという。
今回提供するSSDでは、NAND型フラッシュメモリを記憶媒体に使用することでエンタープライズ向け高速回転HDDに比べ、3倍以上高速な読み出しが可能だとしている。クラウドの進展に合わせて、データセンターやサーバーなどでの需要を見込む。

東芝では今年の7月、半導体メモリの開発拠点である東芝四日市工場で第5製造棟の建設を開始(2011年春に竣工)し、NAND型フラッシュメモリの生産能力を増強している。ただ同工場では8日、停電の影響で生産が一時停止、NAND型フラッシュメモリの全世界の供給量を数%押し下げた。そのため、NAND型のフラッシュメモリの価格が大幅に上昇している。
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