NECは、スイスの3大郵便物仕分けセンターにそれぞれ1台、計3台のフラットソータを2012年末までに納入する。同社はこれまでスイスポストに5台のフラットソータを納入してきたが、今回の納入で計8台となる。

　フラットソータは、雑誌や新聞、書籍等、大きさや形状が異なる比較的大型の郵便物を、宛先住所に応じて自動的に仕分けするもの。

　NECが今回、受注したフラットソータは、小型の定型郵便物のうち、機械処理が難しく、これまで手作業で区分していた厚さ10mm超の郵便物やビニール封書の処理を自動化するために利用される。同機は、郵便物の供給部（フィーダ）を4つ、区分口を220備えており、1時間あたり4万点以上の郵便物を処理できる。また、郵便物の入ったトレイの搬送や空になったトレイの交換作業も自動で行なうため、作業員の負担は大幅に軽減できるという。