企業の多くがデジタルビジネスのプレッシャーを受ける中で、従来の開発プロセスは現在の状況に合わなくなってきているとガートナーは指摘しており、それゆえにアジャイル開発が注目されているとのことです。
イノベーションのための取り組みの要素の1つとしてアジャイル開発はCIOにとって欠かせないものとなっており、そうしたCIOへのアドバイスとして、ガートナーは次の10項目をあげています。以下はポイントだけを要約しています。
その1:アジャイル開発は1つではない
(No. 1: Agile is not one thing)
アジャイル開発の方法論には複数ある。それぞれがよく知られており、かつとても具体的なソフトウェア開発方法論だ。まずはその中から1つを選び、組織に適用することだ。
その2:アジャイル開発は「好みで選んで組み合わせる」方法論ではない
(No 2: Agile is not a "pick'n mix" methodology)
アジャイル開発の方法論はきわめてシステマティックであり、それぞれの要素はどれも成功に欠かせないものだ。よくある間違いは、こうした要素のいくつか、たとえばスプリントだけを取り上げてほかは無視や軽視してしまうことだ。