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  • 2015/09/09

ホリエモンがハイテクベンチャー成功の道を提言「日本の投資家は先端技術を学べ」

ホリエモンこと堀江貴文氏は「素晴らしい技術があるにも関わらず、日本には世界を驚かせるようなハイテクベンチャーが生まれていない」と語る。その理由はどこにあるのだろうか。テック系メディアのTech in Asiaは、2015年9月8、9日にテック・カンファレンス「Tech in Asia Tokyo 2015」を開催。8日の最終セッションでは、ベンチャーキャピタルのイーストベンチャーズ 松山 大河氏と堀江氏が、日本のハードウェア・製造分野における課題について語りあった。

(執筆:編集部 時田 信太朗)

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ファウンダー
堀江 貴文氏

テック系メディアのインタビューは退屈だ

 堀江氏は現在「ホリエモンドットコム」という月間100万PVを記録するオウンドメディアを運営している。以前から同氏は、テクノロジー系のベンチャー企業に出向き自らがインタビューすることを熱望していたという。その理由は、テック系メディアのインタビュー記事に対して、ある「不満」があったためだ。

「(既存のインタビューは)インタビュアーがコアのテクノロジーに詳しくないので、インタビュー対象者が初歩の初歩から説明しなければいけない。その結果、一番面白いような核心に迫れていない。だから自分でオウンドメディアを作り、自分で聞きに行こうと思った」(堀江氏)

 取材先は企業から大学の研究室までさまざまだ。人づてでインタビュー先を決めているが、そのうち「7、8割」は面白い企業だという。インタビューを通じて堀江氏が感じたのは「日本のテクノロジー系ベンチャー企業は、非常に低い投資額で運営されている」ということだ。

「たとえば金沢大学では、人間のハンドル操作が不要な自動運転車の実験を大学構内で行っている。自動運転車に使っている部品は既存車のパーツで安い。自動運転車のコアテクノロジーであるセンシングや画像処理の部分にはグーグルが参入しているが、(金沢大学の)彼らはおそらく、グーグルの100分の1以下程度の予算でやっているだろうが、同じようなことを実現している」(堀江氏)

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イーストベンチャーズ
マネッジングパートナー
コファウンダー
松山 太河氏

 これを受けて松山氏は、「我々はVCであり、大学をはじめとした研究機関が生み出したテクノロジーを使ったビジネスが事業化してほしいが、なかなかうまくいかない。それはなぜか?」と堀江氏に投げかけた。これに対して堀江氏は「海外と日本では、ファイナンスに対する考え方が違うから」と返答した。

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「(日本の投資家は)アメリカや中国、最近はインドがやっているようなパワープレイができていない。要するに、創立間もない資本金1000万もないような企業に、いきなり10億円を投資するようなことが必要だが、これができないことが問題」(堀江氏)

 ハードウェアベンチャーは、最初に投資した額から上乗せしてお金がかかる場合が多く、投資が難しい。「これはシード、アーリーステージの投資家にとって、受け入れがたいリスクである」と松山氏は語る。

 堀江氏も松山氏も「それはある種、ベンチャーキャピタル側の問題だと思う。先端技術をよく理解している投資家は少ない」と語る。

 続けて堀江氏は「分かんないなんて言ってる場合じゃない。技術を理解するには、高校レベルの知識でいい。いまはネットで何でも調べられる世界。投資家には『それぐらい勉強しろよ!』といいたい」と言い放った。

 堀江氏は「フリマアプリ、キュレーションアプリのようなベンチャー企業への投資は、ほかにやってくれる人がいる。いまや多くの投資家が出ており、その領域は若いアントレプレナーに任せればよい」と語り、松山氏のようなキャリアを持った投資家は、よりリスクの高い分野に投資していかねばならないと檄を飛ばした。

【次ページ】堀江氏が100億投資したいバイオベンチャーとは?

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