記事 グローバル化 エイチ・アイ・エス澤田氏とニトリ社長が断言「アジアの成長なくして日本の成長なし」 2015/05/26 アジア12の国や地域から、企業経営者や起業家が集う「アジア経営者ビジネスサミット2015」(主催/アジア経営者連合会)が3月17日、東京都内で開催された。同サミットは、日本とアジアの中堅小規模・ベンチャー企業の経営者が、新たなビジネスチャンスとアジア人脈を構築することを目的としている。2回目となる今回は、約2,000人が参加した。
記事 農業・漁業・林業 子供と妊婦に安全・安心な米を届ける ホワイトフードの新たな食の挑戦 2015/05/18 近年、国民の間で食の安全に関する意識が高まっている。そのような状況で、子供と妊婦の安全を考えた「ホワイトライス」などの食品を提供しているベンチャーがある。北海道に拠点を構え、自前の検出器で道内の米や野菜、牛乳などを検査して提供するホワイトフードという企業だ。IT業界から転身し、同社を設立した森 啓太郎氏に、会社設立のきっかけから、同社のポリシー、食の安全・安心を取り巻く問題などについて話をうかがった。
記事 財務会計・管理会計 CFO(財務責任者)に共通する資質が、たった1枚でわかるインフォグラフィック 2015/05/14 外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンは14日、日本、中国、シンガポール、香港、マレーシアのアジア5カ国のCFO(および同等レベルの財務責任者)145人に対する個別インタビュー調査結果について、「CFOのDNA:最高財務責任者に共通している資質とは」と題するレポート、ならびにインフォグラフィックとして発表した。
記事 リーダーシップ iPS細胞研究所 山中 伸弥氏が語る、iPS細胞を生んだ「ビジョンとワークハードの発想」 2015/05/11 2006年に誕生したiPS細胞(人工多能性幹細胞)の研究が評価されて、ノーベル生理学・医学賞受賞を受賞した山中 伸弥氏。整形外科医を志していたという同氏が、なぜ研究の道を志したのか。新経済サミット2015の基調講演で、iPS細胞に辿り着くまでの長期目標や、自身に影響を与えた重要な出来事などについて語った。
記事 人材育成・人材獲得 トップダウン型かボトムアップ型か? 組織形成の方法論を中国の歴史に学ぶ(後編) 2015/04/30 かつて中国大陸を統一するために、儒家が主張した「徳治主義」は、徳のある統治者がその持ち前の徳をもって人民を治めるべきだ、という考え方である。一方で法家は、そんな手ぬるいことでは中国大陸の統一など成し遂げられないと考え、より過激な「法治主義」を採用した。この「徳治主義」と「法治主義」の対立は、よくよく現代の「ボトムアップとトップダウン論争」を連想させる。
記事 人材育成・人材獲得 IT化を追い風に活躍する女性たち:女性が活躍するITビジネスのすすめ 2015/04/30 人口減少や高齢化が進む中、女性労働力への期待が高まっている。総務省の「労働力調査」によると、就業者全体に占める女性就業者率は年々増加。全労働力の過半数に達する勢いだ(図1参照)。女性の就業については結婚や出産期に低下し、育児が落ち着いた時期に再び上昇する“M字カーブ“が知られているが、内閣府の男女共同参画社会の状況調査によると、年々谷の部分が浅くなってきており、今後は男性と同様、継続的な労働力となっていくことだろう(図2参照)。
記事 リーダーシップ 社長の居住地トップは東京都「港区赤坂」~2014年「社長の住む街」調査 2015/04/29 東京商工リサーチは、2014年「社長の住む街」調査結果を発表した。2014年の「社長の住む街」トップは、2012年の前回調査に続いて東京都「港区赤坂」だった。「都心回帰」を反映してランキング上位を東京都心が占め、「交通アクセス」や「職住近接」など、利便性重視の動きが強まった。この一方で、地方の県庁所在地では、前回よりランキングを下げるところが目立ち、中心市街地の衰退をうかがわせた。
記事 人材育成・人材獲得 トップダウン型かボトムアップ型か? 組織形成の方法論を中国の歴史に学ぶ(前編) 2015/04/28 組織や経営において使われる「ボトムアップ型」「トップダウン型」という言葉。これらはどちらにも良い面、悪い面があり、トレードオフの関係にある。組織の秩序形成のあり方に関するこの問題は古くから議論がなされており、諸子百家の時代における「儒家」と「法家」の対立に、その議論の萌芽が見られるのだ。インターネットもマスメディアも電話なかった時代だからこそ、現代におけるそれよりもより根源的な、秩序形成の思想、方法論がそこにある。
記事 リーダーシップ 掘って流せば“金”が生まれる:人を動かす極意 2015/04/28 2015年3月14日に東京駅~金沢駅間が開通した北陸新幹線。首都圏からの移動時間が大幅に短縮されたことから、多くの観光客が訪れ、地元ではビジネスに弾みがつくと期待されている。金沢は石川県のほぼ中央部に位置し、江戸時代には加賀百万石と呼ばれ城下町として栄えてきた。コシヒカリの産地としても知られ、加賀友禅を始め伝統工芸が盛んにおこなわれてきたが、現在でもでも金箔のシェアーは全国の99%で銀箔に至っては100%を占めているのだという。加賀藩の庭園として有名な兼六園の売店では金箔ソフトが販売され、今井金箔の直営店では丸々一枚が載せられた金箔ソフトを販売し、テレビなどでも大きく取り上げられた。さて、この金沢という地名であるが、この金箔に代表されるように“金”にまつわる名称に他ならない。兼六園にある「金洗いの沢」にまつわるもので、金沢市民なら誰でも知っているという「芋ほり長者」という昔話がそのルーツとなっている。
記事 ブランド向上・マーケティング・PR 新日本プロレスはなぜV字回復できたのか?顧客接点強化のマーケティング戦略 2015/04/20 ビジネスの世界で「勝つ」ことはとても難しい。それ以上に難しいのが衰退へと向かいつつあったビジネスを「再生」することだ。かつて日本中を熱狂させたプロレスブームが去って久しいが、当時ブームのけん引役だった新日本プロレスは再び新たなファンを獲得、見事なV字回復を見せつつある。新日本プロレスリングの社長として同社を率いる手塚要氏に「再生」を可能にした施策についてお聞きした。
記事 リーダーシップ シリコンバレーで起業家を育成する堀江 愛利氏 「起業家精神は竹のようにあるべき」 2015/04/15 米国は日本と比べて、はるかに女性の社会進出が進んでいる国だ。しかしイノベーションの中心であるシリコンバレーのIT業界は、今でも男性中心であるという。こうしたなかビジネスの世界で『女性』に注目すべき」と訴求する女性がいる。日本出身ながらシリコンバレーに拠点を持ち、女性起業家を育成する「Women’s Startup Lab」の創業者、堀江 愛利氏だ。「起業家としてのアイデンティティは、自らが選択するべき」と語る堀江氏はなぜ、女性起業家の育成に注力するのだろうか。
記事 グローバル化 博多 一風堂の世界への挑戦、現状を打破する「変換力」を持て! 2015/04/13 日本は人口減少社会へと変化し、ほとんどの産業でマーケットが縮小していくという状況になってきた。もちろん飲食業界も例外ではなく、マーケットは縮小傾向にあり、ラーメン店の登録件数も減少している。とんこつラーメンの有名ブランド「博多 一風堂」を運営する力の源(チカラノモト)カンパニー 代表取締役社長 清宮俊之氏が、ラーメンの持っている価値を出店地の文化やライフスタイルに適応させる「変換力」の重要性を説くとともに、1店舗で国内店舗の10倍以上を稼ぎ出すという驚きの海外店舗での取り組みについて紹介する。
記事 リーダーシップ NHK 吉田照幸氏インタビュー:なぜあのリーダーは「黙っていてもおもしろい」のか 2015/04/09 あなたの周りに「おもしろい人」はいるだろうか? おもしろい人とは、一緒にいると「楽しい。一緒に仕事をしたい」と感じるのではないだろうか。ビジネスリーダーが「おもしろい人」になるメリットを説くのは、『「おもしろい人」の会話の公式』を出版し、好評を得ているNHKエンタープライズの吉田照幸氏だ。吉田氏に、今のリーダーに求められる「おもしろい」について話しを聞いた。
記事 人材育成・人材獲得 新入社員に改善魂を引き継げ!今こそ「モノづくりは人づくり」の実践を 2015/04/08 4月は入学、入社の季節である。景気が低迷していた頃は各社とも新入社員の数をずいぶんと抑えていたが、このところの景気改善を反映して、みなさんの職場にも待望の新入社員が入ってくるのではないだろうか。なかには後輩を迎えるのは久しぶりということで、どう接し、何を教えればいいのか悩む人もいるかと思うが、企業にとって「人づくり」は最も大切な使命であることを念頭に、指導に取り組んでいただきたいものである。
記事 リーダーシップ 森信三『修身教授録』が第1回ビジネス書大賞に 世田谷ビジネス塾が発表 2015/04/03 世田谷ビジネス塾は3月28日、「第1回世田谷ビジネス塾ビジネス書大賞」を発表した。大賞に、森信三『修身教授録』(致知出版社)。特別賞に、松下幸之助『道を開く』(PHP研究所)。
記事 新規事業 ピッチイベントから政策提言まで、新経済サミットでイノベーションの現場を体感する 2015/04/01 楽天、サイバーエージェント、GMOインターネットといったベンチャー企業が名を連ねる経済団体「新経済連盟」。同団体が2013年から毎年開催しているグローバルカンファレンスが「新経済サミット」だ。第3回目となる新経済サミット2015は4月7日、8日の2日間で開催され、京都大学iPS細胞研究所の山中 伸弥氏、Dropbox共同設立者兼CEOのドリュー・ヒューストン氏など、幅広い分野のイノベーターが登壇する。さらに、招聘したイノベーターたちを審査員に迎えたスタートアップのピッチイベントという、新たな取り組みも行われる。
記事 人材育成・人材獲得 LIXIL CIO小和瀬浩之氏インタビュー:400名の情報システム部員に求める「プロ化宣言」 2015/03/12 前編では、住宅設備機器メーカー最大手のLIXIL(リクシル)のCIOとして、グローバルで基幹系システムを刷新する「L-Oneプロジェクト」を推進する小和瀬 浩之氏に、同プロジェクトの狙いやグローバル競争を勝ち抜くIT戦略について聞いた。後編では、同プロジェクトの詳細として、SAPのほか、Windchill、ARIBA、Concur、FlexNetといったパッケージ製品導入の狙いや現状、現場との対話の方法、そして情報システム部門自身の改革や教育への考え方について、話をしてもらった。
記事 リーダーシップ “愛”のある事業継承が企業に発展をもたらす:人を動かす極意 2015/03/12 経営権を巡り父親である勝久会長と長女の久美子社長が対立している大塚家具のお家騒動。創業者の勝久会長は部門長や店長を巻き込み、社長退任署名運動を行う一方、久美子社長は「社員を巻き込んでしまったことに対し申し訳なく思っている」とコメント。両者一歩も譲らず、株主総会に向けて委任状の争奪戦となっている。早期解決が望まれるところだが、泥沼の様相を呈していることから、長引くことも予想される。さて、どうすれば解決の道筋が見えるのか。そのヒントとなる「むかし話」を紐解いてみたい。
記事 新規事業 老舗のお米屋がなぜギフト業界へ? 八代目儀兵衛 橋本隆志氏に聞くビジネス転換の背景 2015/03/09 お米を風呂敷で包んだ上品なパッケージのギフト商品を開発し、オンラインで販売する八代目儀兵衛。近年では京都、東京に飲食店も出店するなどそのビジネスを広げ続けている。代々続くお米屋さんから、全国に販路を広げるビジネス転換の背景にはどのようなストーリーがあったのか。代表取締役社長を務める橋本 隆志氏に話をうかがった。
記事 イノベーション PayPal創業者ピーター・ティール氏が語る破壊と創造、既存市場の競争より独占を目指せ 2015/03/05 テスラ・モーターズ、YouTube、LinkedInなど、近年注目されている企業を立ち上げたのがいずれもPayPal出身者であること。そして、起業家として成功をおさめる彼らが「PayPalマフィア」と呼ばれていることをご存知だろうか。PayPal共同創業者 ピーター・ティール氏は、これまで数多くのベンチャー・スタートアップ企業に投資・参画しており、いわばPayPalマフィアのリーダー的存在である。ティール氏は2015年2月23日、パレスホテル東京にて開催された「楽天金融カンファレンス2015」に登壇。楽天 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史氏との対談で、新たなテクノロジーであるビットコインや、PayPal創業と売却の理由、イノベーションを起こすためのヒントについて語った。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 クラウドワークス吉田浩一郎社長に聞く2030年、求められるのは未来をデザインできる人 2015/03/03 個人事業主や子育て中の女性など幅広い個人に収入を得る機会を提供し、仕事を依頼する企業側にも優秀な個人のスキルを最適なコストと時間で活用できるというメリットをもたらしてくれる「クラウドソーシング」。クラウドソーシングを利用することで、今後我々は、時間や場所の制約にとらわれない新しい働き方を実現することが可能になる。それでは未来、たとえば2030年の日本の働き方は、どのように変化しているのだろうか。日本最大級のクラウドソーシングサービスプロバイダであるクラウドワークスの代表取締役社長兼CEO 吉田浩一郎氏に話を聞いた。
記事 リーダーシップ 日本マイクロソフト、新社長に平野 拓也氏が就任 樋口 泰行氏は会長に 2015/03/02 日本マイクロソフトは3月2日、2015年7月1日付で平野 拓也氏が代表執行役 社長に就任する人事を発表した。現在社長をつとめる樋口 泰行氏は代表執行役 会長につく。
記事 リーダーシップ 未来を創るリーダー:米GE イメルト氏に見るこれからのリーダーの条件 2015/03/02 「未来を創るリーダー」に求められる近年の重要な要素の一つが、「Sustainability & Ethics」である。この視点を持ち、行動力を発揮することがこれからのリーダーとしての前提になる。これを現在最も体現していると言われているのが、米GEの会長兼CEO、イメルト氏だ。本連載では、イメルト氏のこれまでの取り組みについて12の視点で分析しながら「未来を創るリーダー」に求められるものを明らかにしていく。第4回目(最終回)は最新のGEのAnnual Reportから見られるGEの新しい取り組みから、13の資質の残りの「善いものは良いと見定められる」、「社会という視点を持ち判断をする」、「変化する社会・経済環境に対してコンプライドの姿勢をとる」、「強い信念を持つ」、「曖昧さを許容する」、「ピンチをチャンスに切り替える」という視点を取り上げる。
記事 リーダーシップ 元・松井秀喜選手番記者が分析する~リーダーに不可欠な5つの資質と5つの能力 2015/02/27 働いていると、やがて発揮することを求められるのがリーダーシップだ。しかし、具体的にどう実践していいかわからないという人も多いのではないだろうか。そうした中、リーダーシップの本質を3つの図式で解説しようという新しい取り組みが現れた。東京・サンケイ新聞社で「○△□(まる・さんかく・しかく)理論による 瞬速!リーダーシップ能力分析講座」が開催。この理論の考案者である元・産経新聞社夕刊フジ報道部記者(経済担当) 産経労働組合副執行委員長 久保木善浩氏が講演した。
記事 人材育成・人材獲得 ソフトバンクの現役プレゼン担当者が明かす、プレゼンの極意 2015/02/26 ソフトバンクは、現役の社員自身が講師を務めるという、一風変わったグループ向け研修プログラム「ソフトバンクユニバーシティ認定講師(ICI※)制度」を導入している。その中で今回は、同社の決算発表やイベントにおけるプレゼンテーション(以下、プレゼン)の資料作りを担当し、プレゼンのスキルアップ講座で講師を務めるソフトバンク 社長室 石黒 真氏に、プレゼン能力向上の意義や上達のポイントなどをうかがった。 ※ Internally Certified Instructor
記事 人材育成・人材獲得 モノづくりになぜ人間関係が必要なのか?トヨタがタテヨコナナメの人間関係を築く理由 2015/02/25 モノづくりというと大切なのは機械設備やつくり方であり、そこに人間関係が関わる余地は少ないように誤解している人がいる。たしかに機械設備を入れ、人を雇い、材料を用意すればモノはできるが、「より良いモノ」をつくるためにはそこで働く人たちが心を合わせて、知恵を出し、協力することも大切になる。だからこそトヨタ式はより良い人間関係づくりにさまざまな工夫をこらしている。その1つが、「タテヨコナナメの人間関係」を築くために設けられた数多くのコミュニケーション組織だ。
記事 人材育成・人材獲得 スティーブ・ジョブズとナポレオン トップダウンのカリスマの共通点と違い(後編) 2015/02/17 アップル・コンピューター創業者スティーブ・ジョブズ氏とフランス皇帝ナポレオン・ボナパルト。両者はともに、トップダウンの組織を率いたリーダーであるが、その生涯を終えるまで輝きを放ち続けたジョブズ氏と悲しき最期を迎えたナポレオンには、共通する点とそうでない点がある。近代戦争における名将達の戦いで下されたさまざまな決断とその結果が記された名著「名将たちの決断」を紐解き、「カリスマ起業家の晩年における身の処し方」について考えてみたい。
記事 リーダーシップ かつての右腕が語る孫 正義氏の戦略 アリババがeBayを退るために授けた助言とは 2015/02/16 前編に続き、元ソフトバンク社長室長の三木 雄信氏に話を伺った。今回は、同氏が孫 正義社長から学んだ教えを中心に探っていく。ソフトバンクが常に勝ち続けられる「勝利の方程式」とは何か? どのようにリーダーシップを発揮して、企業経営を成功に導けばよいのだろうか? 孫社長の右腕として活躍した人物から、示唆に富んだ非常に参考になる話が飛び出した。
記事 人材育成・人材獲得 スティーブ・ジョブズとナポレオン トップダウンのカリスマの共通点と違い(前編) 2015/02/13 自らが興した帝国に拒絶され、追い出され、それでもなお期待を集めてカムバックする。このエピソードに対して、現代であれば誰もが思いつくビジネス界の偉人は、アップルコンピュータの創業者、スティーブ・ジョブズ氏だ。同氏は見事に会社を立て直したわけだが、その昔、ジョブズ氏と極めて似た人生を歩んだフランス皇帝、ナポレオン・ボナパルトは、戦いに敗れてとうとう失脚した。トップダウンの組織を率いた2人のカリスマには深い共通点があるが、その違いを生んだのは、一体どのような要因なのだろうか。