- 2015/04/01 掲載
ピッチイベントから政策提言まで、新経済サミットでイノベーションの現場を体感する
研究者から起業家まで!
数々のイノベーターが登壇する「新経済サミット2015」
新経済サミットを運営する新経済連盟は、2010年に前身の「eビジネス推進連合会」として設立され、2012年に「新経済連盟」という名称になった。加盟企業には楽天、サイバーエージェント、GMOインターネットといったベンチャー企業をはじめとした企業が名を連ねている。
設立当初の目的はeビジネスの拡大や、IT活用による新産業の推進だったが、同団体の活動はこれにとどまらない。「イノベーション」「アントレプレナーシップ」「グローバリゼーション」という3つの柱をテーマに、イベント・セミナーや、団体会員で構成されるプロジェクトチーム政策提言に向けた議論など、活動の幅を広げている。
新経済連盟 プランニング ディレクターの金田 雅人氏は2008年に楽天に転職。楽天市場の事業戦略部のマネージャー、国際部で楽天欧州本社発足に関わったのち、現職に就いた。立ち上げメンバーとして新経済サミットに携わってきた金田氏は、今回の新経済サミット2015のテーマについて次のように説明する。
「本年の1月から新経済連盟は『Hello, Future!』という新スローガンを掲げるようになりました。これは新産業を促進し発展させ、未来を創造するという意味です。新経済サミット2015でもこのスローガンに沿って、ITだけでなく『教育や住宅、ファッションなどの将来に、どのような変化があるのか?』といったことをスピーカーに語れる機会にしたいと思います」
「新経済サミット開催にあたって注意すべきなのは、集客のために有名人を呼ぶだけではいけないということ。現在のスターだけでなく、これからスターになるかもしれないイノベーターにも参加してもらうのです。内容とのバランスが重要で、花火を打ち上げているのではなく、本当にイノベーションを起こしたいのです」(金田氏)
2015年4月7日、8日の2日間で開催される「新経済サミット2015」では、京都大学iPS細胞研究所 所長 山中 伸弥教授や、Dropbox 共同設立者兼CEO ドリュー・ヒューストン氏、近年電子政府戦略で注目を浴びるエストニアの政府CIO ターヴィ・コトカ氏などが登壇予定だ。
今年の目玉は初開催のスタートアップピッチイベント
加えて2015年の目玉となるのが、新経済サミットでは初めて実施されるスタートアップ企業のピッチイベント「NES STARTUP COMPETITION」だ。スタートアップ企業に新事業のプレゼンをしてもらい、サイバーエージェントの藤田晋氏、GMOインターネットの熊谷 正寿氏をはじめとした日本のベンチャー起業家だけでなく、招聘したスピーカーが審査を行う。「前駐日米国大使 ルース・グループCEOのジョン・ルース氏をはじめとした大物も参加予定です。彼らからグローバルで戦えるというお墨付きをもらえれば、スタートアップ企業にとって大きな自信につながるでしょう。スターとなるベンチャーが登場してくれると嬉しいと思っています」(金田氏)
今をときめくスターイノベーターだけでなく、未来のスターになり得るスタートアップも参加する新経済サミット2015。金田氏は「Web上で見るより、ライブ感、空気感が違うと思います。今回はセッションも多いですし、必ずハマってもらえるものがあると思います。なかなか日本では講演されない方も招聘していますから、そういう意味で「おお」っという感動に出会える可能性は大きいと信じています。実際に会場へ足を運んでほしいです」と語った。ビジネス+ITでは新経済サミット各セッションのレポート記事を紹介する予定だが、ぜひ現場に足を運び、ライブの空気感を味わってほしい。
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