記事 新規事業開発 大手金融機関のPMの実践事例に学ぶ:「システムの業界はPMBOKを誤解していると思う」 大手金融機関のPMの実践事例に学ぶ:「システムの業界はPMBOKを誤解していると思う」 2015/11/27 業務改革策(IL)に基づいて業務とITの目指す姿(システムビジョン)を精緻に描くことで、目指すところと現状の差、すなわち達成課題や発生し得るリスクを検知することができる。これを基に、どのように解決すればよいのか、誰が解決すべきか、いつまでに解決するのかを先読みすることができる。これらプロジェクト立上げに際して考えるべき要素をプロジェクト要件という。プロジェクト要件について仮説構築し、ファクトファインディングズを繰り返して仮説を拡充するサイクルによって過不足ない遂行とリーダーシップを得る方法を、大手金融機関のPMの実践事例と併せて解説する。
記事 デザイン経営・ブランド・PR 「バクマン。」が描く“売れる”という神秘的な現象は、科学的に解き明かせるか? 「バクマン。」が描く“売れる”という神秘的な現象は、科学的に解き明かせるか? 2015/11/27 実写版映画作品が公開された週刊少年ジャンプ(以下、少年ジャンプ)の人気漫画作品「バクマン。」がヒットしている。同作はその少年ジャンプの舞台裏を描き「いかにすれば売れるのか」という疑問に対する考察を、まさに漫画を通じて展開するという、異色の作品だ。この作品のなかで、主人公のライバルとして超天才的な作家が位置づけられているのは極めて象徴的である。結局のところ、ある商品が売れたという事実はどうやったって解析できるものではなく、「天才だから」という一言でしか言い表せないのだ。人間の持つ「計算する力」が、「売れる」という神秘的な現象に対してどこまで切り込むことができるのかという、一種の思考実験のようなこの作品は、あらゆるビジネスにヒントを与えてくれる。
記事 見える化・意思決定 マイクロマネジメントとは何か? 日本のマネージャーが陥る永遠の病 マイクロマネジメントとは何か? 日本のマネージャーが陥る永遠の病 2015/11/26 ここ数年、「マイクロマネジメント」という言葉を頻繁に耳にすることが急激に増えた。その意味するところは読んで字のごとしで、「上司が部下に対して、細かいマネジメントをする」ということである。マネジメントが細かいということは、「面倒見が良い」「躾が行き届いている」ということであり、まったくもって悪いことではないはずのように思える。しかし、実際のところはまったく逆で、「箸の上げ下ろしにまで口を出す」というネガティブナ意味合いで使用されている言葉である。このマイクロマネジメントが流行しているところに、現代日本社会の病的徴候があらわれている。
記事 見える化・意思決定 ビジネスにおける五郎丸ポーズを作れ! 商売繁盛の神に学ぶルーティンのススメ ビジネスにおける五郎丸ポーズを作れ! 商売繁盛の神に学ぶルーティンのススメ 2015/11/20 2015年、ラグビー日本代表が大活躍した。中でも注目されているのが、スーパーラグビー・レッズへの加入が決まった五郎丸 歩選手だ。流行語大賞にノミネートされて今や代名詞となった五郎丸ポーズは、五郎丸選手にとって試合における重要なルーティンである。ビジネスの世界でも、古くから大切にされてきたルーティンが存在する。商売繁盛の神と呼ばれる仙台四郎(せんだい しろう)のルーティンに注目してみよう。
記事 運輸業・郵便業 JR北海道、赤字を出す不採算路線を廃止できない深刻な裏事情 JR北海道、赤字を出す不採算路線を廃止できない深刻な裏事情 2015/11/19 JR北海道の2015年第2四半期決算が発表された。営業利益は105億円の赤字となったが、加えて浮き彫りとなったのが、不採算路線の驚くべき収益構造だ。2016年3月26日に開業する北海道新幹線についても不安材料がある中で、JR北海道は不採算路線についていかなる改善策が求められているのか。この問題は根深く、安易に「廃止しろ」とはいえない事情も存在するという。
記事 見える化・意思決定 SWOT分析とは何か? 絶対に理解しておきたいフレームワークの基本 SWOT分析とは何か? 絶対に理解しておきたいフレームワークの基本 2015/11/18 SWOT分析とは何か? 手短に説明せよ、と言われて、すぐに答えられるだろうか。よく耳にする定番のフレームワーク、ビジネス界の共通言語であるがゆえにかえって、把握がおぼろになっている部分があるかもしれない。そもそもがフレームワークなるものは、どういうもので、何のために必要で、どう活用すべきなのか? 本記事では、フレームワークの基本を改めて捉え直す。
記事 電子メール・チャット メールの真価と進化、本当に必要な情報のみを効率的に収集する方法とは メールの真価と進化、本当に必要な情報のみを効率的に収集する方法とは 2015/11/11 ビジネスに不可欠なコミュニケーションツールとして活用されている「メール」。その歴史は、実に50年以上にもおよぶ。それだけ便利で、適用範囲の広いツールなのは今も間違いないが、共同作業が社内外に広がり、あらゆる情報がメールで飛び交う中、「メールの山に埋もれる」「必要な情報の取捨選択に時間が取られてしまう」ことも現実的な課題だろう。メールのあるべき姿とは何か、そしてその先に待ち受けるものは何なのか。今や企業活動の中心的存在となったメールをどう活用すれば、業務を革新できるのだろうか。
記事 見える化・意思決定 組織と個人のパフォーマンスの問題は「成績中位の人」に着目せよ 組織と個人のパフォーマンスの問題は「成績中位の人」に着目せよ 2015/11/05 人とパフォーマンスという問題を考えた時に、それを個人に還元して考えるべきなのか、環境に還元して考えるべきなのか、という議論がある。そもそもパフォーマンスとは、個人が有する特徴と環境の相互作用の結果であり、一概にどちらのせいとは言えないものであるが、集団とは「極めてパフォーマンスが高い人」「中位の人」「全然パフォーマンスがあがらない人」という3つのグループに分けて考えることで、組織と個人、双方がとるべき戦略が見えてくる。
記事 人材管理・育成・HRM 現代社会に蘇ったら「進撃の巨人」を絶賛するだろう、歴史上のあの人物 現代社会に蘇ったら「進撃の巨人」を絶賛するだろう、歴史上のあの人物 2015/10/31 「背水の陣」とは、自らの意思で退路を断って、不退転の決意で戦いに臨むことである、という解釈は、現代流の解釈であるが、これのもととなった史実は極めて残酷な囮作戦であった。敵方である趙軍の総勢二十万人に対して、相手のたったの十分の一の軍勢で相手を打破せよという超難題に直面したある智将がとった決死の作戦は、現代における超ヒット作品「進撃の巨人」のテーマに深く通じていた。
記事 新規事業開発 大手化学メーカーのPMの実践事例に学ぶ:経理の人員半減プロジェクトが成功した要因 大手化学メーカーのPMの実践事例に学ぶ:経理の人員半減プロジェクトが成功した要因 2015/10/29 業務改革策(イノベーションロジック:IL)を明確にして、これを意思決定者と握ることで、プロジェクト推進に対して、意思決定者の積極的な関与を引き出すことができ、さまざまな関係者との合意形成課題を意思決定者のリーダーシップによって解決することができる。これを大手化学メーカーのPMの実践事例と併せて解説する。さらにこの勘所の実行に必要なスキル・知識・行動規範として、美辞麗句に惑わされない行動規範、意味解釈のスキル、ILについての事例の知識が必要であることを解説する。この勘所はパワフルであるが、修得にはたゆまぬ努力も必要になる。
記事 人材管理・育成・HRM 「進撃の巨人」のヒットを後押ししたのは、社会構造の課題や経済低迷だった 「進撃の巨人」のヒットを後押ししたのは、社会構造の課題や経済低迷だった 2015/10/29 別冊少年マガジン連載の漫画「進撃の巨人」が大ヒットを続けている。本作が描くのは「あらゆることが停滞し、うまくいかない」「社会構造や組織構造そのものに課題があって、打開策が見いだせない」という昨今の世情そのものである。計画通りに運ぶ物事は何一つなく、展開されるのは、ただひたすらに「何をやってもうまくいかない」という現実。冷静に読むと、ただ重苦しいだけの話であるが、これは実際に、今日の若手社会人が置かれている状況の息苦しさに深く通じている。
記事 市場調査・リサーチ これを知らなければ、データ分析ツールの導入はムダに終わる これを知らなければ、データ分析ツールの導入はムダに終わる 2015/10/16 データリテラシーの普及活動に努めている筆者は、データ分析においてまず重要なのは、高度な分析スキルを身に着けることでも、統計学の知識があることでもない、とする。しかし同時に、その重要な、ある基本を押さえておかないと、「データ分析」をやっているつもりでもそれは単なる「データ整理」に過ぎず、効果を挙げることはできない、とも言う。その重要なこととは、いったい何だろうか。
記事 見える化・意思決定 世界の共通言語は英語ではなく統計 ソフトバンク社内研修で行われる統計講座の秘密 世界の共通言語は英語ではなく統計 ソフトバンク社内研修で行われる統計講座の秘密 2015/10/15 ソフトバンクは、社内で実施される研修に「ソフトバンクユニバーシティ認定講師(ICI)制度」を導入しているが、この研修プログラムの中で、キャンセル待ちが発生し、応募が殺到するほど人気の高い講座がある。それが「統計」の講座だ。同社では、なぜ統計に人気が集まるのだろうか? 統計講座の講師として活躍している同社の髙橋 賢氏と、人事本部の富田 智晴氏に、人気の秘密やビジネスシーンでの活用法、学び方などについて話をうかがった。
記事 Web戦略・EC 成熟市場は日本だけではない、日産自動車“完璧なオムニチャネル”成功への道 成熟市場は日本だけではない、日産自動車“完璧なオムニチャネル”成功への道 2015/10/08 グローバル企業において、ブランドやマーケティングの共通化は大きな課題のひとつだ。こうしたなか日産自動車(以下、日産)では、組織横断型の部門と事業部門が、お互いのシナジー創出を模索しながらグローバルでマーケティングやオムニチャネルを推進する「ヘリオス」というプロジェクトに取り組んでいる。グローバルでのナレッジ共有によって日産にもたらされたメリットとはどのようなものだろうか。
記事 見える化・意思決定 ソニーのデジタル一眼カメラ「α」に学ぶ、なぜ購入後のマーケティングを重視すべきか ソニーのデジタル一眼カメラ「α」に学ぶ、なぜ購入後のマーケティングを重視すべきか 2015/10/02 日本国内において、主にソニー商品のマーケティング・セールスを手掛けるソニーマーケティングと日本最大級の航空会社である全日本空輸(以下、ANA)。ソニーマーケティングが取り組む顧客生涯価値向上の施策や、ANAのコミュニケーション戦略とはいったいどのようなものなのか。
記事 人材管理・育成・HRM 三谷幸喜が描く「清須会議」に学ぶ ポジションと人物のギャップの乗り越え方(後編) 三谷幸喜が描く「清須会議」に学ぶ ポジションと人物のギャップの乗り越え方(後編) 2015/09/29 戦国時代は下克上、すなわち「ポジションと人物の間にギャップがあったときに、その人物の意思でポジションを更新することができる社会」であった。その中で、草履取りから始まり天下統一を果たした豊臣秀吉は、日本史上もっともスケールの大きな「ポジションのギャップ」を乗り越えた人物と言える。「能力主義」と「序列の論理」の相剋を最もドラマチックに生きた人生の一コマが、三谷 幸喜のヒット作品「清須会議」で描かれている。
記事 市場調査・リサーチ あなたの「数字のウソを見抜く力」を試すクイズ9問 あなたの「数字のウソを見抜く力」を試すクイズ9問 2015/09/25 たとえば――「日本での実際のデータによると、たばこを1日に20本吸う人は、1本も吸わない人に比べて10倍肺がんで死亡しやすい」。この文章自体にはウソはないのだが、印象としてのウソがある。この一文では、「したがって、たばこは危険である」と結論することはできないのだ。こうした具体例を通して、数字に惑わされて間違った説得をされないための理解法を、改めて学んでみよう。工学博士の出題によるクイズ形式で、考えてみていただきたい。
記事 新規事業開発 PMが知っておくべきプロジェクト失敗の芽の摘み方 開始前こそ真剣勝負 PMが知っておくべきプロジェクト失敗の芽の摘み方 開始前こそ真剣勝負 2015/09/24 我々は、これまで長い間、顧客のプロジェクト立ち上げやいわゆる超上流を支援してきた。また10年以上にわたって顧客を集めた研究会を通じて、ITマネジメントやプロジェクト立ち上げ事例を議論し、プロジェクト立ち上げの勘所を蓄積してきた。我々データ総研とパートナーであるアクト・コンサルティングは、これを基に協働でシステム化計画の方法論(MRDR方法論)を確立した。本連載では、我々の蓄積の中からイノベーションに値するプロジェクト事例に基づいて、プロジェクト立ち上げの勘所を7つ紹介する。
記事 人材管理・育成・HRM 三谷幸喜が描く「清須会議」に学ぶ ポジションと人物のギャップの乗り越え方(前編) 三谷幸喜が描く「清須会議」に学ぶ ポジションと人物のギャップの乗り越え方(前編) 2015/09/24 この世は「ポジションと人物のギャップ」の悩みに満ちている。ポジションが人物に求めるものとは、原則的には「知識と技能」すなわち能力であるが、それだけでなく、人望や人間関係を含む「非能力要件」を満たすことを人にも要求する。それらを両立する人材が必要十分に揃う組織とは稀であり、「経営戦略を実現するために、それに適した組織を構築し、人材を配置する」ということは不可能に近い。むしろ、ほとんどの組織は「今いる人材を前提に組織戦略を立案する」という本末転倒的な対処を強いられている。
記事 見える化・意思決定 羽生名人の言葉に学ぶマネジメント 勝ちつづけるための「他力」の極意 羽生名人の言葉に学ぶマネジメント 勝ちつづけるための「他力」の極意 2015/09/08 マネジメントの機能である「意思決定をすること」は困難だ。それゆえにビジネスの現場においては、どれだけ万端の準備を整えても、事前に立てた計画の通りには運ばないというケースがほとんどだ。プロ将棋史上、最も成功したプレイヤーである羽生 善治名人が語る「他力」という言葉には、物事を思い通りにするための極意が隠されている。
記事 人材管理・育成・HRM 現実を直視できない限りは、旧日本軍の失敗を乗り越えることはできない(後編) 現実を直視できない限りは、旧日本軍の失敗を乗り越えることはできない(後編) 2015/08/31 太平洋戦争の敗因を形成したのは、皮肉にも日清、日露戦争という成功体験を通じて培われた「白兵銃剣主義」「艦隊決戦主義」のコンセプトだった。しかしそれは知的に劣っていたから間違った意思決定がなされたというよりは、経済的に劣っていたからそれ以外に選択肢を持てなかったという悲しい現実があった。ここから我々が獲得すべき第一の教訓とは、「現実に目を向けよ」という自戒の重要性である。
記事 人材管理・育成・HRM 現実を直視できない限りは、旧日本軍の失敗を乗り越えることはできない(前編) 現実を直視できない限りは、旧日本軍の失敗を乗り越えることはできない(前編) 2015/08/26 日々、日本中のSNSでつぶやかれている「同調圧力」「場当たり的な経営判断」「常態化した残業文化」「中間管理職が無責任」といったキーワード。時につぶやかれる「こんなことでは旧日本軍と変わらないのではないか」という言葉には不思議なリアリティがある。70年の時が経った現在、我々は過去の失敗から正しい学びを得て、その課題を乗り越えることができているのだろうか?
記事 見える化・意思決定 デキる営業もデキる発注者も「完全な要件定義」を求めない デキる営業もデキる発注者も「完全な要件定義」を求めない 2015/08/24 この世には「完全な要件定義」は存在しない。ゆえに、「発注・納品サイクルの確実さ」を求めるのならば、毎回毎回、完璧な要件定義をすることを目指すのではなく、発注者、納入者の互いの実績と経験の積み上げによる「阿吽の呼吸」を形成することの方が、現実的には有効なことが多い。その意味で、コンペ形式の取引とは本質的に避けようのない困難さを孕むものであり、そこには「完全にはなり得ない、要件定義と戦う力」が求められる。
記事 見える化・意思決定 慶應大 清水教授×ドーモ社長対談:変化する時代、データを活かす経営戦略のあり方と実行のポイントとは? 慶應大 清水教授×ドーモ社長対談:変化する時代、データを活かす経営戦略のあり方と実行のポイントとは? 2015/08/21 インターネットの進展により、企業を取り巻く環境が激しく変化し、ビジネスのスピード感が高まっていることは周知のとおりだろう。そのような状況の中で、経営戦略のあり方も昔と比べてかなり変化している。今経営者に求められる経営戦略の重要な要素とは何だろうか? ここでは「戦略と実行-組織的コミュニケーションとは何か」などの著者で有名な慶應義塾大学の清水 勝彦教授と、データに基づいた的確な意思決定が可能なクラウド型ビジネス管理プラットフォーム「Domo」を提供するドーモの水嶋ディノ氏による対談をお届けしよう。
記事 人材管理・育成・HRM ワンピースとハンターハンターを組織論の観点で比較する(後編) ワンピースとハンターハンターを組織論の観点で比較する(後編) 2015/07/24 トップダウン教化型の儒家的組織と、自律分散したボトムアップ型の墨家的組織。組織における秩序形成のあり方は、そこに属するすべての「個人」の生き方に影響を及ぼす。少年ジャンプの人気連載漫画、HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)という作品のなかで提示されるのは「組織の目的」が共有される前提で、「個人の判断」は「組織の方針」よりも優先されるべきである、というプロフェッショナルの在り方である。そこでキーワードとなるのが、「任せる」という言葉の重みである。
記事 人材管理・育成・HRM ワンピースとハンターハンターを組織論の観点で比較する(前編) ワンピースとハンターハンターを組織論の観点で比較する(前編) 2015/07/22 トップダウン型か、ボトムアップ型か――。組織における秩序形成は、そこに属するすべての個人の生き方に影響を及ぼすものだ。少年ジャンプの二大ヒット作品ONE PIECE(ワンピース)、HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)に登場する組織も、現実社会と同様にいずれかの組織に該当する。今回は、前述の作品における組織形成を、諸子百家時代の思想をもとに解説してみたい。
記事 見える化・意思決定 将棋のプロ棋士が対局後に感想を言い合う意味は? 先を読み、判断する力の身につけ方 将棋のプロ棋士が対局後に感想を言い合う意味は? 先を読み、判断する力の身につけ方 2015/07/08 ビジネスの現場においては「判断と意思決定」が常に求められるものであるが、判断とは常に一回性のものなので、これの精度が高いのか低いのかということはなかなか評価が難しい。どうやってこの力を伸ばすのかということになると、さらに皆目検討もつかない。そこで今回は「先を読み、判断する」という思考が極めて明瞭に先鋭化する将棋というゲームの練習法に、この力を養うためのヒントを探ってみたい。
記事 デジタルマーケティング総論 日本製のマーケティング・オートメーションツールこそが「世界で勝てる」理由 日本製のマーケティング・オートメーションツールこそが「世界で勝てる」理由 2015/07/08 2015年は「マーケティング・オートメーション(MA)元年」と言われる。スマホやソーシャルが普及し、企業の売上アップにつながるデジタルマーケティング活用が本格化。そのキラーツールと目されるのがMAだからだ。しかし、MAツールのほとんどは欧米製が席巻しており、日本流の「おもてなし」は見る影もない。こうした状況に一石を投じるべく奮闘するのが、トライベック・ストラテジーの後藤 洋 社長であり、純国産の同社製MAツール「ヒラメキ・マネジメント」だ。
記事 デジタルマーケティング総論 東京スター銀行、マーケティングオートメーションで目指す「リレー型営業体制」 東京スター銀行、マーケティングオートメーションで目指す「リレー型営業体制」 2015/07/07 東京スター銀行は、顧客をお金の悩みから解放する“ファイナンシャル・フリーダム”というコンセプトのもと、商品作りや店舗設計に取り組んでおり、5月6日には新システムも稼働した。その同社が現在、顧客理解を深めるために検討しているのが「リレー型営業体制」だ。これにより、マルチチャネルから得た情報を連携して、潜在ニーズも満たすソリューション提供が可能になるからだ。