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- 2023/12/20 掲載
“大人ひろゆき”が指南する、「ムカつく仕事相手」に対する生産的な対処法
本名・西村博之。1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。 在学中に、アメリカのアーカンソー州に留学。1999年にインターネットの匿名 掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。東京プラス株式会社代表取締 役、有限会社未来検索ブラジル取締役など、多くの企業に携わり、企画立案や サービス運営、プログラマーとしても活躍する。2005年に株式会社ニワンゴ取 締役管理人に就任。2006年、「ニコニコ動画」を開始し、大反響を呼ぶ。2009年「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年に英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。 主な著書に『論破力』(朝日新聞出版)、『無敵の思考』『働き方完全無双』(大和 書房)、堀江貴文氏との共著『ホリエモン×ひろゆき やっぱりヘンだよね』(集 英社)などがある。
ヤクザに足を踏まれたと思えば、ほとんどの人は怒らない
感情的になると、余計なことを口走って人間関係が崩れたり、かえって相手のペースにはまってしまうなど、ろくなことがありません。感情を抑えることが大切なわけですが、これも「慣れ」の問題になります。でも、大人は誰でも感情をコントロールする方法を知っていると思うのです。
たとえば、子どもは遠足のとき、雨が降るとブチギレたりしますよね。
でも大人は、天気は変えられないから、そこに怒りを表さないじゃないですか。基本的に大人は、嫌なことがあってもブチギレて泣いたりしません。嫌な出来事が起きたときにも、その感情を切り離して考えることができるはずなのです。
もちろん、年を取ってもそれがあまり得意でない人はいます。年を取るにつれて、我慢をしないという選択肢をとったほうがラクだし、気持ちがいいなどの理由で、怒りをぶちまける人もいるでしょう。
それでも、むやみやたら怒る人はほとんどいません。
たとえば、知人や部下に足を踏まれたらめちゃめちゃ怒る人でも、電車の中でヤクザみたいな人に足を踏まれたときは怒らないですよね。つまり、足を踏まれたから怒るというよりも、怒っていい状況かどうかを判断した上で、感情の処理をしているのです。
なので、「ヤクザに踏まれたと思って怒るのをやめよう」というような感情の切り替えを、もっと意識的にできるかどうかが大事なんです。
会議で「イラっと」「モヤっと」したときの感情コントロール法
これをはっきりさせるには、目的を明確にすることが大切です。
自分が少しでもいいポジションにいられることを目的にするなら、「恥をかかせたあいつを懲らしめてやる!」みたいなのは、得策でないことがわかるはずです。
これに近い考え方をするのが、アドラー心理学の「目的論」です。 【次ページ】どうしようもないときは? ひろゆきおすすめシンプルな対処法
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