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  • 2024/03/28 掲載

元キーエンスNo.1営業が伝授「一生物の仕事術」、結果が圧倒的に変わる「あの改善」

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「仕事の結果」は「行動の量」×「行動の質」で決まります。成果を最大化するためには、まずは「量」の改善から始めることが基本原則です。しかし、あなたというリソースが限られている以上、「量」の改善にはいつか限界がきます。その時にこそ、「質」の改善が必要となります。驚異の高収益企業として知られるキーエンスの元トップ営業が、圧倒的な結果を出すためのコツ、「行動の質」を改善する方法を解説します。

執筆:アスエネ 共同創業者 兼 取締役COO 岩田 圭弘

執筆:アスエネ 共同創業者 兼 取締役COO 岩田 圭弘

慶應義塾大学経済学部卒業後、2009年にキーエンスに新卒入社。マイクロスコープ事業部の営業を担当。2010年新人ランキング1位を獲得。その後、2012年下期から3期連続で全社営業ランキング1位を獲得し、マネージャーに就任。その後本社販売促進グループへ異動、営業戦略立案・販売促進業務を担当。
2015年、三菱UFJリサーチ&コンサルティングに転職。小売、医薬、建設業界の戦略策定、新規事業戦略策定に従事。2016年にキーエンスに戻り新規事業の立上げに携わる。
2020年アスエネに参画。

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「最強企業」キーエンスの社員たちが「成果を最大化」するためにやっていることとは?
(Photo/Shutterstock.com)
※本記事は『数値化の魔力』を再構成したものです。

結果を出したいなら、一番やってはいけないこと

 「行動の量」におけるボトルネックを改善していただくだけで、「仕事の結果」は大きく変わってきます。

 ビジネスには必ず「相手」がいます。どんなに手を尽くしても、「相手」がOKをするかは、「相手次第」な部分が残ります。

 こういった際に一番良くないのが、「1人の相手」に固執することです。

 「たった1人の不確実な相手」に、あれこれと手を尽くす。どんなに素晴らしい提案をしたとしても、「0」という結果に終わるかもしれませんし、仮に成功したとしても、こんなにも労力と時間をかけて、得られたのはたった「1」という結果だけです。

 そうではなく、たくさんの「相手」にアプローチをしていくことが大事です。

 今の時代に根性論に聞こえてしまうかもしれませんが、「『不確実な1人の相手』にアプローチするより、『不確実なたくさんの相手』にアプローチをしたほうが、最終的にOKしてもらえる数は増える」という、至極、合理的な話です。

 こうして、「行動の量」に着手していただくだけで、すでにかなり「仕事の結果」は改善され、「仕事ができる人」に近づいているでしょう。

 しかし、行動できる時間が限られている以上、「行動の量」を増やすことによる改善にはいつか限界がきます。このときに、「さらなる高み」を目指す。周りに圧倒的な差をつけ、真に「仕事ができる人」になる。

 そのために次に行うのが「行動の質」の改善です。

「8割のリソースを割くべきポイント」を見抜くには?

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『数値化の魔力』
画像をクリックすると購入ページに移動します
 「行動の量」はとても重要ですが、「効率性」については度外視をしています。

 「行動の量」の改善で「量」は確保したところで、次に「効率性」を高めていくことで、「仕事の結果」を高めていく。

 それこそが、「行動の質」の改善です。

 たとえば、営業であれば商談のうまさ、プレゼン資料のわかりやすさ、あるいは顧客のフォローのうまさなどで、マーケティングであれば、見込み客を捕まえるためのバナーの内容がいかに魅力的な内容かどうかなどです。

 人事であれば面接時に企業や職場、仕事内容の魅力をうまく応募者に伝えられているか、広報であればプレスリリースでいかにメディアに興味を持たせることができる魅力的な内容を記載できるかなどです。

 このような「質」的な部分を改善することで、「仕事の効率」に切り込んでいきます。

 「効率性」に切り込んでいくからには、「割く時間や労力に対して、得られるものが最も大きくなる改善」がベストな改善です。

 「行動の質」の改善とは、このような「ここさえ改善すれば、結果が大きく変わる点」を見つけ出し、改善する作業です。

 そして、それを実現するのが「キーエンスの数値化」になります。 【次ページ】「結果が圧倒的に変わる」キーエンス社員が注視する“ある数字”

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