- 2025/10/01 掲載
バイブコーディング初心者は「生成AIで学べ」と言えるワケ、“チート級”活用法も紹介(3/3)
VS Code + Claude Codeで学習チート?
今年8月にClaude Codeにも学習モードが搭載された。 新たな拡張コマンド「/output-style learn」を指定すると、Claude Codeは指定された機能を自動コーディングしながら、コードの一部を「Todo Human」と空欄にしておき、人間にコーディングを任せるようになっている。プログラミングの学習を行うためにはClaude Codeに実際にどんなテーマで開発を指示すれば良いだろう? これも4社の生成AIに考えてもらったが、だいたい似たりよったり。アルゴリズムの実装を学習するという意味で「バブルソート」や「FizzBuzz」などの定番課題、その次のレベルでシンプルなToDo管理アプリ。その次は天気予報サービスのAPIを利用した天気予報アプリなどだ。
実際にToDo管理アプリの実装学習をやってみたが、意外とハードルが高い。完全に実装された10数行から30行程度のプログラムの一部が未完成でそこを穴埋めする。
そのためにはコード全体をちゃんと読んで理解しなければならない。「ToDoを管理する変数はどれか」なども自分で読み取る必要がある。これは完全初心者には難しすぎるのでは? と思ったが、実は抜け穴があった。筆者はVS CodeにClaude Codeを組みこんでいるので、学習モードで穴埋めをするときは、VS Codeで課題のソースコードを開く。実装すべき場所にカーソルキーを置いた瞬間に、VS Codeに組みこまれたCopilotが自動的に正しいコードのプランを表示してくれる。一応、確認してからtabキーを押すとそのコードが実装される。
これは正直チートなのだが、完全な初心者にとっては良い助け船だと思う。コードを学ぶためには自分で考えるのも大事だが、何よりも動くコードを読んで理解し、型を覚えることが一番重要だ。それを高速で体験するツールとして、VS Code + Claude Codeの組み合わせはオススメだ。
バイブコーディングも、AIによるソフトウェア開発も、とにかくまずは試して、最初は多少の失敗を繰り返すことを恐れずにチャレンジを続けてほしい。本や動画による独学と違って、生成AIというパートナーがいるから、孤独感は多少和らぐ。しばらく続けるうちに慣れてきて、色々見えてくるものがあるはずだ。
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