• 2026/01/08 掲載

ARM ロボティクス分野への参入表明、フィジカルAIの新事業部立ち上げ

AIを物理世界で動作させるフィジカルAIを成長分野と位置付け、既存の自動車・エッジ分野の取り組みを統合

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半導体設計の英ArmはCES2026において、新たにフィジカルAI事業部を設立し、ロボティクス分野への本格参入を進める方針を明らかにした。AIを物理世界で動作させる用途を成長分野と位置付け、既存の自動車・エッジ分野の取り組みを統合する。
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(画像:ビジネス+IT)
英国の半導体設計大手Armは2026年1月7日(米国時間)、米ラスベガスで開催されたCES2026に合わせ、フィジカルAI新事業部の設立を発表した。フィジカルAIは、AIがロボットや機械と結びつき、実世界で動作するシステムを指す概念で、同社はロボティクスと自動車分野を中核市場として位置付ける。

新事業部は従来のモバイルやクラウド向け技術とは異なり、物理環境下での制御、リアルタイム処理、電力効率、安全性といった要件に対応する技術開発を担う。

Armの公式発表によると、CES2026における主要トレンドの一つとして「フィジカルAI」を挙げ、生成AIがデジタル領域にとどまらず、ロボット、産業機器、自動車など物理的なデバイスへ拡大している点を強調した。特に、センサー入力の処理、推論、制御をエッジ側で完結させるアーキテクチャの重要性を示し、低消費電力と高い信頼性が不可欠であると説明している。

フィジカルAI事業部はロボティクスと自動車技術を一体で扱う組織として設計されている。Arm幹部は、両分野が電力制約や安全性、長期運用といった共通課題を持つことを理由に、同一部門での展開が合理的であると説明した。Armは既に複数のロボット関連企業や自動車メーカーと協業しており、新事業部を通じてパートナー支援と技術開発を強化する方針を示している。

ArmはロボティクスやエッジAIを重要テーマとして掲げ、物理世界で動作するAIを次の成長領域と位置付けた。Armは自社で半導体を製造せず、IPとソフトウェアエコシステムを提供するビジネスモデルを維持しながら、Physical AI向けのCPU設計、AI処理基盤、開発ツールの拡充を進めるとしている。

今回の発表により、Armはスマートフォン中心だった事業領域から、ロボティクスや自動運転を含む物理世界向けAIへと軸足を広げる姿勢を明確にした。Physical AI事業部は、今後のロボティクス市場拡大に向けた同社の中核組織となる。

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