- 2026/07/06 掲載
【ChatGPT vs Gemini】プレゼン資料作り徹底比較!“仕事で使えるAI”は結局どっち? (2/3)
【比較2】横長スライド丸ごと1枚作成&Geminiに潜む「罠」
続いて、セミナーの冒頭などでそのまま使える「タイトルと要点が入った横長スライド(1枚のプレゼン資料)」を直接出力させる実験を行いました。ここで、Gemini(Nano Banana 2)特有の非常に大きな挙動の罠が浮き彫りになりました。
ChatGPTは普通に画像生成でスライド資料を作ってくれていますが、Geminiはコーディングで作ってしまったという現象が起こりました。
プロンプトの中に「スライド」「資料」といった言葉が含まれていると、Geminiは「画像生成」ではなく、「Pythonなどのコードを用いてプログラム的にスライドファイルを作成する」という別コンセプトの処理を開始してしまう傾向があります。
この罠を回避するためには、以下のような工夫が必要です。
- プロンプトの先頭に必ず「画像生成をしてください」「横長画像として作成してください」と明確に記述する。
- チャットのUIにあるプラスボタンなどから「画像を作成」機能を選択して指示を送信する。
最終的な仕上がりはどちらもハイレベルで甲乙つけがたいですが、一発でビジネス向けのすっきりとした横長レイアウトをエラーなく出してくれる安定性では、ChatGPTがリードしています。
【比較3】資料に会社ロゴ&キャラ取り込み、勝負アリ?
実務では、自社の「ロゴ画像」を資料の隅に入れ込ませたり、自分の「顔写真・キャラクター画像」を資料の中に自然に登場させたりするシーンが多々あります。この高度な画像合成・追従能力を検証しました。【検証(1) 自社ロゴの自然な埋め込み対決】
著者のキャラクターである「エクセル兄さん」のロゴ画像をチャットにドラッグ&ドロップし、「元のスライドデザインは維持したまま、スライドの左上にロゴを自然に入れ込んでほしい」と指示しました。
(画像左ChatGPT作、画像右Gemini作)
・ChatGPT(Image 2.0)の検証結果
非常に綺麗にロゴを配置してくれました。ただし、横長である元のロゴマークを左上にギュッと押し込むために、「横幅を少し圧縮し、縦長にしてしまう」というChatGPT特有の圧縮癖が見られました。
これに対して、「ロゴの縦横比を維持したまま自然に入れ込んで」と追加で修正指示を送ることで、正しいアスペクト比で配置することに成功しました。
・Nano Banana 2の検証結果:
指示通り左上にロゴを入れてくれましたが、最初は元のロゴの背景を考慮せず、スライドの上にペタッと「白い四角い物体」が浮き出たような不自然なはめ込み方になってしまいました。
これに対して、「ロゴの背景色がスライドに自然に溶け込むように調整して」と追加で指示を出すことで、背景に馴染んだ美しい仕上がりに修正されました。
【検証(2)キャラクターを登場させて解説させる(高度な文脈理解)】
続いて、「エクセル兄さん」のちびキャラ風イラストをアップロードし、「このキャラクターが資料のところどころに登場し、2~3回ポーズを変えながらポイントを解説しているインフォグラフィックを作ってほしい」という非常に難易度の高い指示を与えました。
(画像左ChatGPT作、画像右Gemini作)
・ChatGPT(Image 2.0)の検証結果
実力の差が最も大きく現れたのがこの項目です。ChatGPTはキャラクターを図解の邪魔にならない絶妙な位置に配置しました。さらに、キャラクターから吹き出しを伸ばしてポイントを解説させ、ポーズもそれぞれ異なるものを描き分けるなど、「キャラクターが存在する意義」を完璧に理解した高度な構図を創り出しました。
・Nano Banana 2の検証結果:
指定されたキャラクターを画像の中に登場させること自体はできましたが、すでに描かれている図解やテキストの上にキャラクターが重なってしまい、資料の重要な文字が隠れて読めなくなるというレイアウト破綻を起こしてしまいました。AIに「なぜそこに配置するのか」という位置関係の論理的理解が不足していることが伺えます。
【比較4】差が出たスペック比較表、GeminiはSNS向き?
「サービスAとサービスBのスペック比較表」を作成させた結果、両者のターゲット層の違いがはっきりと見えました。(画像左ChatGPT作、画像右Gemini作)
・ChatGPT(Image 2.0)の検証結果
無駄な背景イラストを省き、非常にビジネスライクで端正な比較表を生成しました。この表は、そのまま社内のプレゼン資料や公式の提案書に貼り付けても違和感がないほど実用的です。
・Nano Banana 2の検証結果:
非常にカラフルでグラフィカル、ポップで目を引く比較表が生成されました。真面目なビジネス資料としては少しカジュアルすぎますが、「ブログ記事内の画像」や「SNSへの投稿画像」としてパッと一目で注目を集めたい用途には、むしろこちらのデザインの方が抜群に映えます。 【次ページ】【まとめ図解】5つの軸で徹底評価、結局優秀なのはどっち?
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