• 2026/08/09 18:00 掲載

東北電力、宮城県七ヶ浜町にコンテナ型「宮城AIデータセンター」を新設

次世代型高性能GPUサーバーに対応したハウジングサービス

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東北電力とゲットワークスは、宮城県七ヶ浜町にコンテナ型データセンター「宮城AIデータセンター」を新設し、次世代型高性能GPUサーバーに対応したハウジングサービスの提供を開始した。生成AIの普及に伴う計算資源と大容量電力の需要増加に対応する。
東北電力、宮城県七ヶ浜町にコンテナ型「宮城AIデータセンター」を新設の画像
(画像:東北電力/ゲットワークス)
 宮城AIデータセンターは、東北電力が宮城県宮城郡七ヶ浜町内に保有する遊休地を活用して建設された。近年、生成AIや大規模言語モデルの開発・運用において、GPUを搭載した高性能サーバーの需要が拡大している。こうした次世代型サーバーは推論処理や分散計算に優れる反面、消費電力が大きく稼働時の排熱量も膨大になる。同センターは、サーバーの安定稼働に不可欠な電源設備と高効率な空調・冷却設備を備え、低遅延の通信環境を構築している。

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【図版付き記事はこちら】東北電力、宮城県七ヶ浜町にコンテナ型「宮城AIデータセンター」(図版:ビジネス+IT)
 施設にはコンテナ型を採用し、従来の建物型データセンターと比較して短期間での環境整備を実現した。サーバーが納品された段階で即座に稼働できる状態を整えることで、顧客の待機期間を短縮する。将来的なサーバーの増設や、GPUの高性能化に伴う拡張にも対応する構造となっている。コンテナ内部にはサーバーラックと複数台の空調が設置され、冷却ファンの騒音を抑える防音性能や、防犯カメラによるセキュリティ対策を施している。

 稼働初期は空冷式サーバーを利用する顧客向けにサービスを提供する。今後は、さらに発熱量の大きい最新鋭機器への対応を見据え、水冷式サーバーを運用する計画も進めている。

 政府は大規模災害に備えた事業継続計画(BCP)や地方創生の観点から、デジタルインフラの地方分散を推進している。東北電力は自社の電力安定供給の基盤を生かし、首都圏に集中しがちなAIインフラ拠点の地方展開を進める。両社は本施設の運用を通じて、生成AIの開発事業者や研究機関に対し、安定した計算プラットフォームを提供する。

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