• 2011/04/26 掲載

地方金融機関がITソリューションを提供、中堅中小企業の地域別国内IT支出調査

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
2010年の国内中堅中小企業(従業員規模:999人以下)の地域別IT支出は、関東地方、近畿地方、九州/沖縄地方でプラス成長に回復した。IDC Japanが26日、発表した。
 IDC Japanの調査によれば、2010年の地域別国内中堅中小企業IT市場の投資規模は、関東地方が最も大きく1兆4,358億円で同市場全体に占める割合は39.5%、次いで近畿地方が6,022億円で16.6%、東海地方が4,135億円で11.4%となった。

 また関東地方、近畿地方、九州/沖縄地方において、中堅中小企業のIT支出が2010年にプラス成長に回復している。その他の地域はマイナス成長にとどまっているものの、2009年と比較すればマイナス幅は小さくなっているという。

photo
国内中堅中小企業IT市場 地域別支出額/前年比成長率: 2010年

 「国内中堅中小企業ユーザー調査」では中堅中小企業の抱える経営課題として、各地域で「売上拡大」に関連する項目の優先度が、これまでと同様に高くなった。なお今回の調査では「従業員育成」といった「人材」に関する項目の優先度が、特に東海地方、近畿地方、九州/沖縄地方でさらに高くなったという。その一方で、これらの経営課題に対するIT活用による効果の期待度は各地域で依然として低いままで、ユーザー企業に対しては具体的な業務改善を含めたソリューション提案が重要だとしている。

 また、2010年は既存のベンダーに加えてさまざまな業態の企業/団体がITソリューションの積極的な提供を開始した。特に地方銀行などの金融機関では、顧客企業への経営支援の一環としてITソリューションの提供を検討しているという。IDC Japan ITスペンディング マーケットアナリストの市村 仁氏は「ITベンダーは、金融機関などの他業態と連携して、ユーザー企業に対してITソリューションを含めた経営支援を行うことが有効である」としている。

 今回の発表はIDCが発行したレポート「2011年 国内中堅中小企業IT市場 地域別IT支出/販売チャネル動向調査」(J11120103)にその詳細が報告されている。なお、本レポートでは、東日本大震災の影響は加味されていない。

関連タグ

関連コンテンツ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます