給与計算業務を手がけるペイロールと日本オラクルは5日、企業向け人材管理アプリケーション「e-Pay BI」をSaaSで提供すると発表した。ペイロールのフルアウトソーシングサービスの1つとして提供され、業務支援とITを統合したサービスとして、大企業、グローバル企業に積極的に提案していく。
SaaS型人材管理アプリケーション「e-pay BI」は、ペイロールが従来から提供している人事給与のフルアウトソーシングサービスのひとつとして提供されるサービス。オラクルのERPパッケージ「Oracle E-Business Suite R12」の人事管理アプリケーションとビジネス・インテリジェンス製品「Oracle Business Intelligence 11g」をもとに、ペイロールに構築されたシステムを、インターネットを経由してSaaS型で利用することが可能になる。
「e-pay BI」は、企業の経営者や人事部が、企業の人材情報を統合して可視化し、全社的な人材のスキルや人材戦力の分布、賃金統計などの分析を実現するサービス。追加サービスにより、人材育成や後任計画、グローバル人材管理など戦略人事領域へもサービス活用業務を拡張できる。
今回の協業でペイロールは、同社の人事給与のフルアウトソーシングサービスに、オラクルの最新技術を活用した「e-pay BI」を組み合わせて顧客に提供するという。