Office Onlineは、2009年から提供してきたOffice Web Appsの名称を変更したサービス。ブラウザを使って、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、カレンダー、OneDrive（旧SkyDrive）などが利用できる。


　オンライン版では、デスクトップ版に比べると機能は劣るものの、リアルタイムでの共同編集機能やクラウドストレージサービスと連携する機能などが提供される。また、Office Online上に保存したファイルを、デスクトップ版のOfficeで開くこともできる。


　利用には、マイクロソフトアカウントの作成が必要になる。さらに今回、新たに数百におよぶテンプレートが公開され、使い勝手が向上した。

　これまでのOffice Web Appsという名称から変更した理由について、同社では主に2つの理由があったと説明。以前のサービス名にはAppsという言葉が入っており、インストールが必要か？と聞かれることがあったり、オンライン版のOfficeの存在を知らない人が多かったという。そこでわかりやすくオンライン版のOfficeということで、Office Onlineとした。

　オンラインのOfficeサービスでは、グーグルが一定のシェアを持っている。マイクロソフトは、オンラインとオフライン、さらに多様なアプリケーションが含まれた総合サービスとしての連携を強化し、ストレージサービスのSkyDriveをOneDriveに変更したことに続く今回のブランド一新で、オンライン上での巻き返しを図る。