今回の組織再編では、東芝のコーポレート部門の情報システム部、ソフトウェア技術センターと、システムインテグレーション事業を行う東芝ソリューションの一部事業をクラウド&ソリューション社に統合する。
また、東芝グループ向けに情報システムサービスを提供している東芝インフォメーションシステムズを、クラウド&ソリューション社傘下にする。
今回の統合によりグループ内のICTに関わる人材を集結し、ビッグデータ解析技術やリアルタイムに情報を処理する技術をはじめとするICT関連技術の開発力を強化する狙い。
さらに、多様な機器やシステムに関する要求仕様、今後求められるニーズの予測や制御技術など、各事業グループ(電力・社会インフラ、コミュニティ・ソリューション、ヘルスケア、電子デバイス、ライフスタイル)の持つ幅広い知見やノウハウを融合し、IoT共通基盤を開発する。
このIoT共通基盤を活用し、機器などの「モノ」をネットワークでつなぎ、統合的に監視、分析、制御する新たなIoTサービスやソリューションを創出するという。
これにより、機器などの「モノ」ビジネスから、「モノ」の持つ情報を活用した「モノ+こと」ビジネスへの転換を加速していく考え。