- 2015/02/05 掲載
ブラザー工業、SAP基幹システムをHP-UX、OracleからWindows SQL Serverへ移行
これまで基幹システムを名古屋本社に設置していた同社は、大規模な災害が発生した際も、海外からのSAPシステム利用を継続して行いたいという要望からSAPシステム移設を計画。同システムがグローバルで利用されており、24時間、365日の運用を実施していることから、基幹システム移設の全工程を48時間以内に完了する必要があったという。
システム移行においての重要なポイントは、東名間のデータ転送時間、現行システムのHP-UX、Oracleから新システムであるWindows、SQL ServerへのOS/DBマイグレーション時間の2つ。
東名間のデータ転送時間においては、ERP、SEM合わせて約7テラバイト強と容量が大きいため、1週間前からデータベースの同期処理を行うことで、データ転送の時間を必要最小限に抑えた。また、新システムへのOS/DBマイグレーション時間においては、システム特性に応じたチューニングを実施することで、23時間でのシステム移行を実現した。JSOL提供のシステム基盤はストレージ装置をSSDで構築しており、移設後はシステムの応答時間も旧システムパフォーマンスの約2分の1に短縮されたという。
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