開閉ボタン
ユーザーメニュー
ユーザーメニューコンテンツ
ログイン

  • 会員限定
  • 2016/09/07

IoTで「怒られる仕事」を「喜ばれる仕事」にする、”知る人ぞ知る”優良企業サトー

連載:「デジタル革新」実践企業のノウハウ

サトーホールディングス(以下、サトー)は、世界に先駆けて、ハンドラべラーや、POS時代の可変・固定情報ラベル対応熱転写プリンタを発明し、さらにバーコード、QRコード、RFID、NFCなど各種タギング技術を開拓してきた。最近では「情報空間の最後の1cmを埋める」を合言葉に、次のIoT時代を見据えた「自動認識ソリューション」を主力技術としてグローバルで展開中だ。知る人ぞ知る、超優良企業のサトーの先進的な取り組みや、今後の戦略について、同社のエグゼクティブオフィサー 戦略提携担当 小玉 昌央氏に、経営コンサルタントの野間 彰氏が話を聞いた。

(聞き手:アクト・コンサルティング 取締役 経営コンサルタント 野間 彰)


photo
サトーホールディングス
エグゼクティブオフィサー 戦略提携担当
小玉 昌央氏

ハード、ソフト、サービス、サプライすべて手がける希有な会社

野間氏:御社は「知る人ぞ知る」優良企業と言われていますが、まだご存知ない方のために、その凄さを簡単にご説明いただけますか。

小玉氏:ありがとうございます(笑)。我々は、単に産業用ラベルプリンタを売るのではなく、グローバルで自動認識ソリューションを展開している企業です。産業用ラベルプリンタのシェアに関しては、正確な統計はありませんが、世界のシェアでほぼ10%ほどです。

 事業内容には4つのドメインがあります。まずは産業用ラベルプリンタです。プリンタで印字するためのラベルも販売しています。さらに自分たちが売ったプリンタのメンテナンスサービスも行っています。また、プリントだけでなく関連アプリケーションも提供しています。ハード、ソフト、サービス、サプライ、この4つを持つ会社は、実は業界で我々しかないと言われています。

 プリンタだけで世界シェア40%を占める企業もありますが、そこはサプライをやっていません。プリンタの箱売りのみで、サービスを他社に任せるビジネスモデルです。サービス、サプライだけを専門に扱う企業もあります。我々はプリンタであろうとサプライであろうと、メンテナンスも含めたワンストップサービスを提供しようという姿勢です。

サトーが提案するデジタル・トランスフォーメーションの第一章

photo
アクト・コンサルティング
取締役 経営コンサルタント
野間 彰氏

野間氏:なるほど。ではIoTを中心とした貴社のデジタル・トランスフォーメーションについてお訊ねしたいと思います。具体的に貴社ではデジタル革命がどこまで進展していますか? 事例を含めて教えてください。

小玉氏:IoTとデジタル化はいくつかのフェーズがあると考えております。まず我々の製品がきちんとお客様の現場で仕事をするように、製品ソリューションをIoT化すること、これが出発点だと考えています。

 そこで顧客価値の1つの解として、IoTを駆使した新サービスを考案しました。昨年8月3日に国内で発表した最新ラベルプリンタ「スキャントロニクスCL4NX-Jシリーズ」と、プリンタを24時間365日体制で常時遠隔監視して、故障しないように保守管理を行う「SATO Online Services」(以下、SOS)がそれです。

画像
昨年8月3日に国内で発表した最新ラベルプリンタ「スキャントロニクスCL4NX-Jシリーズ」。SOSの付帯サービスも無償で提供される

 SOSは、万が一プリンタが停止しても、オペレーターが問題をリモートで迅速にサポートしてくれる仕組みです。まさに「バーチャル・カスタマーエンジニア」がお客さまの現場に常駐する状態と同じ効果をもたらすものです。これをいま普及させるべく、一生懸命に努めているところです。

画像
SOSの仕組み。プリンタを24時間365日体制で常時監視。万が一プリンタが故障しても、オペレーターがリモートで迅速に対応

 その上で、適切な言葉かどうかはわかりませんが(笑)、最近になって「寸止めIoT」というキーワードで、問題を提起しています。

【次ページ】 今はまだ「寸止めIoT」のステージだが…?

IoT・M2M ジャンルのセミナー

IoT・M2M ジャンルのトピックス

IoT・M2M ジャンルのIT導入支援情報

PR

ビジネス+IT 会員登録で、会員限定コンテンツやメルマガを購読可能、スペシャルセミナーにもご招待!