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  • 2021/07/07

販売管理システムのシェア順位を左右する最新トレンドとは?

連載:中堅・中小企業市場の解体新書

コロナショックにより、対面による営業が困難になる中、多くの企業が「販路拡大」に向けた取り組みを進めている。たとえば、対面を避けた販売方法としての「宅配」や「通販」を始める企業も増えてきている。このように、宅配や通販を通じて販路拡大を目指す企業にとって重要になるのが「販売管理システム」の役割だ。ここでは、販売管理システムの最新トレンドを解説する。

ノークリサーチ 岩上由高

ノークリサーチ 岩上由高

ノークリサーチ シニアアナリスト 博士(工学)
早稲田大学大学院理工学研究科数理科学専攻卒業後、ジャストシステム、ソニーグローバルソリューションズ、ベンチャー企業などでIT製品及びビジネスの企画/開発/マネジメントに携わる。ノークリサーチでは多方面で培った経験を生かし、リサーチ/コンサル/執筆・講演など幅広い分野を担当。著書は「AdobeAIRの基本と実践」「クラウド大全(共著)」(日経BP刊)など。

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コロナショック以降、「宅配」や「通販」サービスを強化する企業が増える中、販売管理システムに注目が集まっている。販売管理システムの最新トレンドとは?
(Photo/Getty Images)

宅配・通販をやるなら「販売管理」が欠かせない理由

 企業の販路拡大の取り組みの中で、宅配や通販への対応を進める企業が増えているが、この際、「PCだけでなく、スマートフォン向けの画面も用意する」など、ユーザーインターフェースに注意が偏ってしまう傾向があるようだ。

 特に、見落とされがちになっているのが在庫管理などのバックエンド業務である。実際に、「ECサイトに出店して売上が伸びたが、在庫の見込みが甘くて店舗の常連客に迷惑をかけてしまった」という失敗談も少なくない。

 そのため、宅配・通販などを通じて販路拡大に取り組む際は、在庫管理を担う販売管理システムの導入・刷新も合わせて検討することが大切だ。

 そこで、まずは中堅・中小企業における販売管理システムの活用状況を確認してみよう。

「販売管理システム」の選択にも変化が起きつつある?

 以下のグラフは年商500億円未満の中堅・中小企業に対して導入済みまたは新規予定(新規に導入する予定)の販売管理システムを尋ねた結果のうち、導入済みの回答割合上位10社および独自開発システムを抜粋したものである。

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「独自開発システム」の項目のみ、新規に導入予定と回答した企業が減少している…その理由とは?

 独自開発システムの項目を見ると、「導入済み」と比較して「新規予定」の値が低くなっている一方、多くのパッケージでは「新規予定」の値が「導入済み」よりも高くなっている。

 つまり、今後新たに販売管理システムを導入する中堅・中小企業は、独自開発ではなくパッケージを選択するケースが増えると予想される。


 少し前までは「ECサイトや宅配サービスはスマートフォンに対応したモダンなシステムである一方、以前から存在する販売管理システムとは切り離されている」という状況も多々あった。だが、昨今の販売管理システムには通販を担うECサイトや宅配を担うサービスと連携できるものも少なくない。

 したがって、今後は「顧客の使い勝手を重視したモダンな通販や宅配を実現したい」という場合も販売管理システムのパッケージを選択肢に加えてみると良いだろう。それによって、「通販や宅配の見た目は良いが、在庫管理ができない」という状況を回避できるはずだ。

【次ページ】企業が販売管理システムに求めている機能とは?
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現在、企業が「販売管理システム」に求めている機能とは?コロナ禍の影響によるトレンドの変化も……?(次のページで詳しく解説します)

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