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  • 2021/09/18

自己嫌悪・他者比較しなくなる小さな習慣、ヤフー伊藤羊一氏が30年続けてきたこと

ヤフー コーポレートエバンジェリスト、武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 学部長、ウェイウェイ代表取締役と、さまざまな場で活躍し著書も多数の伊藤羊一氏。同氏には、仕事に苦しんだ20代に始めて50代になった今もなお続けている、ある習慣がある。それは、ほんの少しでも日々の学びを記録していくこと。自分が生きた証をわずかでも残していくことで、ビジネスパーソンとしての成長、そして自己肯定感もはぐくまれてきたという。近著『1行書くだけ日記』の内容をもとに、「1行日記」の習慣について伊藤氏が語った。

聞き手:北川祐貴 構成:渡邉聡一郎 執筆:井上猛雄

聞き手:北川祐貴 構成:渡邉聡一郎 執筆:井上猛雄

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Zアカデミア学長
武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 学部長
伊藤羊一氏

記録することで、「日々ちゃんと生きている」実感が持てる

──伊藤さんが仕事の成長において「振り返り」が大事だと考える理由を教えてください。

伊藤羊一氏(以下、伊藤氏):人にとっての成長とは「昨日より今日、今日より明日、できることが増える状態」です。できることを増やすには、経験を自分の中でスキル化する必要があります。言い換えると抽象化です。こうやると上手くいく、上手くいかないといったことを、自身の教訓にするわけです。これは実体験の繰り返しによって自分のものとしなければなりません。何度も振り返って、また気づく。

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『1行書くだけ日記 やるべきこと、やりたいことが見つかる』
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 逆に、日々の行動を振りかえらないと、自分の立ち位置や現状がわからなくなってしまいます。仕事が忙しいほどいっぱいいっぱいになって余裕の心をなくしていきます。「心を亡くす」と書いて「忙」。自分が何をやっているのか、フラフラとわからない状態になってしまうのです。

 僕は20代のころ、あまり仕事がうまくいかない時期がありました。そこで、自分の学んだことを記録していくように習慣づけました。「今日ここまで進んだこと」を記録し、毎日振り返るようにしたのです。それによって「日々ちゃんと生きている」という実感も生まれました。その記録と振り返りのノウハウを著したのが『1行書くだけ日記』で、そのタイトルの通り毎日1行だけ日記を書くことをすすめています。

1行日記、最初は「4行」書いてみよう

──1行日記(1行書くだけ日記)には何を書いていったらよいのでしょうか?

伊藤氏:そうですね、最初のうちは1行ではなく「4行日記」をおすすめします。まず1行目で成功や失敗した事実を記録、2行目で「so What?」(それで?)を書き、それが自分にどんな意味があるのかを考えてみます。すると「ああ、そうか!」という発見があるので、3行目に「だから自分はこうしなければ」と気づいた点を書き留めます。ただし気づいただけでは駄目です。4行目で「ならば、こうやってみよう」と、行動につなげるわけです。

<4行日記の例>

[やったこと]勉強会があって、いやいや参加したが、意外とよかった。
[自分にとっての意味]同じ場でさまざまな人がそれぞれの意見を言うこと自体に意味があると気づいた。
[そうか!]自分にとって他人の話を聞くことが大事だ。
[やってみよう]今度、別の、もっと自分やみんなが関心を持ちそうなほかの勉強会も主催したい。
 だから最初は4行ぶん書いてください。そのうち、やった事実だけを1行書くだけで、あとの3行は書かなくても、頭の中で考えて実行できるようになると思いますよ。

──とはいえ、毎日書き続けられず、さぼってしまいそうです。

伊藤氏:さぼりそうな気持ちはよくわかりますが、あれこれたくさん書く必要はないので、せめてその日に1個ぐらい何かを記録しておきたいですね。

 逆に何も記録せず、1カ月後に振り返ってみると、何も覚えてないという事態になります。これは非常にもったいない。自分が生きた証を残すためにも、まず1カ月間ほど書き留めて、日記を振り返ってほしいです。すると自分という存在のことが愛おしくなると思いますよ。それによって、自分の人生をちゃんと記録しようという気持ちになって、さらに続けられるようになるでしょう。

【次ページ】他人比でなく自分比で成長を感じると、幸せになれる

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