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- 2024/10/18 掲載
「カリスマは要らない」人望ゼロでも部下をまとめる管理職が実践する「たった2つ」
大学卒業後、新卒で医療介護系に特化した経営支援をしている会社の営業部門に10年間在籍。6年営業を行った後、現場マネージャーを2年、西日本統括を1年、営業部長を1年経験。営業部長の時には合計70名程度の部門を任され、6名のマネージャーを管轄。その後識学に入社。
部下が「この人に付いていきたい」と思う管理職はごく少数
チームを率いる管理職やマネージャーは、カリスマ性があり、実務能力が部下より優れていなければならない──そう思っている人も多いかもしれませんが、間違っています。もちろん、カリスマ性も実務能力もあって困るものではないですが、必須とは言えません。カリスマ性があれば、部下に「この人に付いていきたい」と思わせ、適切なタイミングで部下を奮い立たせる言葉をかけられるのでしょうが、そんなマネージャーは少数派でしょう。カリスマ性が無くても一流のマネージャーは大勢います。
それに、マネージャーがカリスマかどうかに関係なく、部下には自分の仕事を全うしてもらわねばなりません。「この人は何となく好きになれないのでやる気が出ない」という部下が果たして許されるでしょうか。会社で働いてもらう以上、上司を好き嫌いで判断させては駄目です。
カリスマ性も実務能力もそこまで要らないワケ
実務能力については、ある程度結果を残さなければ昇進の俎上には乗らないでしょうから、マネージャーは会社内で一定以上の実務能力があるはずです。それでも、時には自分より優秀な部下が現れます。プレーヤーとして動く機会が減るのに、マネージャーが部下より上の実務能力を持ち続けるのはそもそも無理な話です。たしかに、部下が結果を残せなければマネージャーがその穴埋めを主導しなければなりません。「時間の制約がある中でチームの目標を達成しないといけないのだから、高い実務能力は欠かせない」という見解はもっともです。
しかし、マネージャー自らが動く理由はないのです。自分が動かず、実務能力の高い部下に動いてもらい、足りない部分を穴埋めして目標達成できるなら、そう決断すべきでしょう。 【次ページ】部下をまとめるために管理職がすべき「たった2つのこと」
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