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- 2025/02/23 掲載
「電話応対が苦手」は3カ月で乗り越えられる、入社前に知っておくべき「克服法」
マナーコンサルタント・ふるまいコンシェルジュ 国宝「當麻曼荼羅」を有する奈良の當麻寺に生まれる。将代という名前は、當麻寺に伝わる「中将姫伝説」の中将姫より一字をとって命名された。幼少期から茶道・華道を嗜み、着物着付け講師の資格も持つ。現天皇陛下(浩宮様)や三笠宮ご夫妻をお迎えしたことも。大学卒業後、伊藤忠商事に勤務。その後、フィニッシングスクール(マナー・プロトコール・社交・教養・礼儀作法を学ぶ学校)での学びを経て、マナー講師となる。日本と海外、それぞれのマナーや文化を学び、あらためて日本の心遣いの素晴らしさに気づく。日本人ならではの細やかな気配りを活かし、心理学、脳科学などを活用した印象管理術やコミュニケーション術で、顧客の心を掴む接遇・接客マナー研修、コミュニケーション研修を実施。海外にも、日本ならではのおもてなしを伝える。一方、自身のスクールでは、多くの女性の本質的な魅力を引き出している。著書にはロングセラーとなっている「オトナ女子のふるまい手帖」(SBクリエイティブ)がある。
「電話を取るのが怖い」という人もいるが…
社内外のコミュニケーションツールとして欠かせないのが、電話です。メールやチャットなどで気軽に連絡を取り合う機会が増えたこともあり、プライベートでは電話を使う機会が少ないという人も多いと思います。ですが、ビジネスシーンにおいて、電話はなくてはならないもの。急ぎの連絡を取り合うときや、メールでは伝わりづらい微妙なニュアンスを的確に伝え、仕事を円滑に進めるときに重宝します。また、電話はお客さまや取引先との窓口でもあります。入社1~3年目は担当する案件も少なく、先輩方と比べると比較的時間に余裕があります。そんなときにパッと電話に出て対応すると、忙しい上司や先輩方の助けになります。そして、何よりも大切なのは、電話をくれた人をお待たせしないことです。これは仕事をする上で決して忘れてはならないことです。率先して電話に出るようにしましょう。
とはいえ、頭では理解していても、かかってきた電話に出るのはなかなか難易度が高いと思います。中には、「電話を取るのが怖い」という人もいるのではないでしょうか。私自身、入社1年目のときは同じ気持ちでした。けれども、電話は型が決まっていますので、受け答えのポイントさえ押さえれば誰でも慣れますし、印象よく対応することも決して難しいことではありません。
ここでは、電話を克服する方法について、よくあるお悩み別に紹介します。今すぐに克服しようと思う必要はありません。ここで紹介することを実践し、3カ月くらいかけて少しずつ慣れていきましょう。 【次ページ】電話応対スキルが上達する最短ルートとは?
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