• 2025/11/16 掲載

組織を駆け上がる人が必ず使う「報告の型」、失敗を隠さず語る人が評価されるワケ(2/4)

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ロジックをしっかりつなげることで説得力が生まれる

 ここで重要なのは、報告に具体的な数字を使うことです。

 「商談化率が向上した」ではなく「20%から30%に向上した」。「決裁者同席率が上がった」ではなく「30%から40%に向上した」。

 数字があることで、改善の度合いが明確になり、上司への説得力が増します。

 しかし、ただ数字を並べるだけでも不十分です。「話が飛ぶ」ことに注意が必要です。

 たとえば、「より上長にアプローチする施策をしたことで商談化率が上がりました」とだけ言われても、上司は「本当か?」と疑問を持つでしょう。

 重要なのは、ロジックをしっかりつなげる姿勢です。

  • 商談化率が何%から何%に上がったのか
  • 上長に当たれる割合が何%変わったのか
  • 上長に当たれているときと当たれていないときの商談化率の違いはどうか

 こうした詳細を省略せず、分解して伝えることで、因果関係が明確になり、説得力が生まれます。

「改善トレンド」を見せれば今後の成長も期待してもらえる

 次に重要なのは、改善のトレンドを見せることです。ある時点の成功ではなく、継続的な改善を示すことで、「成長している」という印象を与えられます。

 私がよく使うテクニックは、過去3カ月のKPIの推移をグラフにして見せることです。

 たとえば、
「この3カ月間で、我々のチームは着実に成長しています。ご覧ください。コンタクト率は3月の25%から、4月28%、5月32%と毎月向上しています。商談化率も、3月の30%から4月32%、5月35%と改善しています。これは、毎月PDCAサイクルを回し、少しずつ改善を積み重ねた結果です」
 このような報告を聞いた上司は、「このチームは成長し続けている」「今後も改善が期待できる」と感じるはずです。数字の改善は、努力の証しです。そして、改善トレンドが続いているということは、今後も成長が期待できると確信するでしょう。 【次ページ】「この人はチーム全体のことを考えている」と評価されるには
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