- 2025/11/22 掲載
「問題の本質が見える…!」人間の限界を超えて「頭の中を整理する」AI活用スキル
TANREN 代表取締役CEO/iU情報経営イノベーション専門職大学 客員教授/生成AIエバンジェリスト/一般社団法人プレゼンテーション協会 理事。調理師から転身し、AI×教育で革新を起こす異色の経営者。長年の経験から「属人化しがちな教育」の課題に着目し、2014年10月、TANRENを創業。AIを活用したパフォーマンス評価アプリ「TANREN」を開発し、営業や接客スキルの可視化・標準化を実現。同アプリは日本e-Learning大賞経済産業大臣賞(2016年)、グッドデザイン賞、HRアワードなど数々の賞を受賞。米Microsoft社のベンチャー支援プログラム「BizsparkPlus」にも認定される。GPT-4登場以降は生成AIエバンジェリストとして活動の幅を拡大。「非エンジニアでもAIを使いこなせる」をモットーに、年間100社以上でAIイネーブルメントを標榜しセミナー・研修を実施。企業向けAI導入コンサルティング、X , YouTube等でもAI活用法を積極的に発信している。自身も「バイブコーディング(Vibe-Coding)」と呼ぶ直感的なAI駆動開発を実践。プログラミング知識がなくても、AIとの対話を通じて価値を創造する新しい働き方を体現している。2023年9月よりiU情報経営イノベーション専門職大学客員教授に就任。ChatGPT活用をベースに、AI時代に求められる社会人基礎力を定義し、次世代人材の育成に尽力。「教育(Education)×テクノロジー(Technology)=EdTech」が日本の教育を変革すると確信し、個人の才能を最大化するプラットフォーム構築に情熱を注ぐ。「つまらない」を「楽しい」に変える――これが人生のテーマ。感覚に頼っていた料理人時代から、データとAIを駆使する経営者へ。その変革の軌跡と、誰もがAIを味方にできる実践的メソッドを、本書『AI超独学術』に込めた。千葉県市川市在住、趣味は映画鑑賞、料理研究、AIとの対話による新しい学習体験の創造。
多くの人がAI活用で失敗する「最大の理由」とは
・AIを「超優秀な相談相手」に変えるまずはAIを「難しい・自分には関係ない」という状態から、「便利な相談相手」として自然に活用できる状態を目指します。基本的な対話から高度な相談まで行うスキルを身につけるのが目標です。
多くの方がAI活用で失敗する最大の理由は、最初の一歩でつまずいてしまうからです。完璧な質問をしようとして手が止まったり、高度な使い方を求めすぎて挫折したりします。たとえば「どんな質問をすればいいのか」「返答が的外れだったらどうしよう」といった不安から、AIとの対話を避けてしまう人が少なくありません。
しかし、AIとの対話に「正解」はありません。むしろ、気軽に話しかけ、徐々に自分のスタイルを見つけていくことが大切なのです。
・AIとの自然な関係性を築く
重要なのは、AIを「万能の神様」としてではなく、「優秀な相談相手」として捉えることです。人間の同僚に相談するように、背景を説明し、制約条件を伝え、求める成果を明確にする。この基本的なコミュニケーション原則は、AIとの対話でも同じです。
この学習では、まず基本的なあいさつや質問から始め、徐々に構造化した相談方法を学び、最終的にはAIに役割を与えて高度な対話ができるレベルまで到達します。各レベル20分の集中的な実践を通じて、明日からすぐに使える対話スキルを身につけます。
そして何より、「AIと話すことが楽しい」と感じられる体験を提供します。この感覚こそが、継続的なAI活用の原動力となるのです。
こんにちは。今日は仕事で少し困ったことがあります。
問題:
明日のプレゼンの準備が間に合いそうにありません。
どうすればいいか、3つアドバイスをください。
プレゼン準備について相談です。
【現状】
- プレゼン日時:明日14:00
- 進捗:資料の骨子のみ完成(20%)
- 残作業:データ収集、スライド作成、練習
【制約】
- 残り時間:6時間
- 必須内容:売上分析、改善提案、今後の計画
優先順位と効率的な進め方を提案してください。
あなたは経験豊富なプレゼンテーションコーチです。【まとめ】
明日の重要なプレゼンを成功させるため、以下について戦略的なアドバイスをください:
1. 限られた時間での準備の最適化
2. 聴衆(経営陣)の心を掴むポイント
3. 不完全な準備でも説得力を持たせる技法
具体的なアクションプランと、各ステップの時間配分も含めて提案してください。
AIとの対話の基礎を学びました。初級の基本的な質問から始まり、中級の構造化した相談、そして上級の役割設定による専門的な対話まで、段階的にスキルを向上させることができました。
特に重要なのは、AIを「難しいツール」ではなく「気軽に話せる相談相手」として認識できるようになったこと。完璧を求めずに話しかけてみる。この姿勢こそが、AI活用の第一歩なのです。
次項からはこの対話スキルを土台に、より実践的な業務活用へとステップアップします。次項では日常業務の効率化に挑戦し、メール作成や議事録作成など、すぐに役立つスキルを身につけていきます。ここで学んだ「気軽に話しかける勇気」を忘れずに、楽しみながら学習を続けましょう。 【次ページ】作業時間を30%削減も!AIがもたらす驚異的な時短効果
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