• 2026/01/08 掲載

AMD 異次元「ヨタ級AI」に向け Open AIとの提携強化、NVIDIA1強打破に向け追撃開始

OpenAIの共同創設者グレッグ・ブロックマン氏とともにAIエージェント時代の半導体ロードマップを示す

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AMDのリサ・スーCEOは米ラスベガスで開催中の「CES 2026」の基調講演に登壇、AI時代のコンピューティング戦略と新製品を発表した。今後5年間で、AIの演算能力が10の24乗を意味する「ヨタ・フロップス」に拡大するとの見方を示し、Open AIなどのAIパートナーと連携強化を発表、急拡大するAIワークロードに備えるAI半導体やインフラのロードマップを示した。
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CES2026基調講演に登壇するリサ・スーCEO(画像:AMD/CES2026)
AMD スーCEOは講演の中で、AIの急激な進化により「2022年時点で世界の演算能力は10の21乗を意味する1ゼタ・フロップス(ZF)だったのが、2025年には100ZFに成長。さらに今後5年間でAIの演算能力が10の24乗を意味する「ヨタ・フロップス」に拡大する」との見方を示した。スーCEOはこの急激なワークロードの増大に対応するため、「ヨタ・スケールAIインフラ」を提唱、急成長するAI処理能力に備えるAI半導体とシステム群とそのロードマップを発表した。

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「ヨタ級AI」への備えを説く AMDのリサ・スーCEO(画像:AMD/CES2026)

データセンター向けでは、新しいAIアクセラレータ「Instinct MI400シリーズ」が焦点となった。中核となる「MI455X」は、最先端プロセス技術を採用し、前世代比で大幅な性能向上を達成したチップで、主に大規模なAIモデルの推論・学習に対応する。複数のGPUを搭載したラックスケールプラットフォーム「Helios」は、最大で約3エクサフロップスのAI性能を実現し、AIデータセンターの基盤となるものとして紹介された。これらは大規模AIモデルの訓練・推論効率を高め、従来のボトルネック解消を狙った設計となっている。

企業向けインフラとして、InstinctファミリにはMI440Xも含まれ、既存のビジネス向けサーバーに統合可能な設計となっている点が強調された。AMDはまた、2027年に投入予定のインフラ向け「MI500シリーズ」についても予告し、大幅な性能改善を謳っている。

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2027年に投入予定のインフラ向け「MI500シリーズ」(画像:AMD/CES2026)

サーバーCPUでは、Zen 6アーキテクチャ採用のEPYC Veniceプラットフォームが言及され、AI処理性能とGPUとのデータ転送性能を強化した設計が打ち出された。こうしたCPUと新世代GPUの組み合わせが、次世代データセンター構築の鍵として位置付られた。

ステージには、OpenAIの共同創設者 グレッグ・ブロックマン氏が登場。エージェント型AI(自律的にタスクをこなすAI)の普及には現在の数千倍の計算資源が必要であることを強調し、AMDのチップがその鍵となることを示唆しました。

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「ヨッタ級AI」に向け連携を強化するAMDとOpenAI(AMD/CES2026)

PC向けでは、AI処理を重視したRyzen AI 400シリーズが発表された。これらはZen 5コアと統合型AIアクセラレーションを備え、ノートPCやモバイルデバイス上でのAI生成・推論性能を強化する製品群として紹介された。また、ハイエンドのRyzen AI Max+や開発者向けのRyzen AI Haloといった製品もラインアップに加わり、消費者向けAI体験の向上が狙われる。これらのプロセッサは主要PCメーカーから2026年初頭に搭載機が出荷される予定と報じられている。



AMDは基調講演で、AIを「あらゆる領域で不可欠な技術」と位置付け、幅広いAI対応プラットフォームを通じた市場拡大戦略を強調した。企業・開発者・コンシューマーの各セグメントに向けた製品・ソリューションの投入で、競争が激しいAIハードウェア市場における存在感強化を図る姿勢を示した。

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