• 2026/01/16 掲載

2026年のCopilotは凄いぞ…「エージェント前提」で日常業務が激変、次の新常識とは?(2/2)

連載:Copilot for Microsoft 365で変わる仕事術

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【体験激変】エージェントモードが変える、人とAIの“協働”

 WordやExcel、そしてPowerPoint内に登場するCopilotチャットのエージェントモードは、Copilotとチャットをしながらドキュメントを編集し作業を進める「Vibe Working」というアプローチを提案するものです。

 実際に先行利用できるFrontierプログラムでExcelのエージェントモードを試したところ、これまでのCopilotよりも柔軟でより多くのことを一緒に実行できそうな手ごたえを感じました。体験した他のユーザーからの評判や期待も高く、本格的に展開される2026年以降が楽しみです。このエージェントモードは、ブラウザ版のExcelでいち早く一般提供が開始され、Microsoft 365 Copilotライセンスユーザーに展開されることが発表されています。

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Excelのエージェントモードでは、データ集計などをユーザーの指示に基づき自らExcelを操作して行ってくれる
(筆者提供)

 さらに2026年には、Microsoft 365ライセンスユーザーでも、エージェントモードが利用可能になる計画もあります。Copilotの体験を大きく変えてくれるきっかけになりそうです。

Word・Excel・PowerPointでも「エージェント」が続々登場

 2025年は、なんといっても「エージェント」というキーワードを多く目にしました。本連載でも、ユーザーが自身で作成するエージェントのほかに、SharePointエージェントリサーチツールエージェントファシリテーターエージェントApp Builder、Workflows、SharePoint Knowledge エージェントと、数多くのエージェントを取り上げています。

 そして、2026年はWordエージェント、Excelエージェント、PowerPointエージェントなどが登場する予定になっており、Copilotチャットを通じてこれまでよりも高品質のドキュメントを作成してもらえるようになりそうです。

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マイクロソフトが提供するエージェントが増えてきている。今後はさらに、Word、Excel、PowerPointエージェントなどが登場予定
(筆者提供)

 さらには、エージェントを作成ツールであるCopilot Studioも着実に進化しており、ユーザー自身が作成していくエージェントも今後はさらに増えていくでしょう。そうしたエージェントを管理するためのMicrosoft Agent 365も発表され、2026年も引き続きエージェントが注目のキーワードになりそうです。

マイクロソフトが示す「マルチAIモデル戦略」の意味

 これまでMicrosoft 365 Copilotは、OpenAIのGPTをAIモデルとして利用していましたが、今後はアンソロピックのClaudeなど、他のAIモデルも取り込んでいくことになります。ここまで紹介してきたエージェントモードやリサーチツール、Word、Excel、PowerPointなどのいくつかのエージェントは、AIモデルをClaudeに切り替えて動作することもできます。

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マイクロソフトは、OpenAIに加えて、アンソロピックとのパートナーシップも強化していくことを発表
YouTubeから引用)

 マイクロソフトはMicrosoft Ignite 2025において、アンソロピックとの新たなパートナーシップを発表しました。そして2026年からは、アンソロピックのAIモデルもマイクロソフトの商用利用規約やデータ保護補遺、そして、Microsoft 365 Copilotのエンタープライズデータ保護のもとで提供されることとなり、Microsoft 365 CopilotのマルチAIモデル戦略が本格化することになります。

【2026年の目玉】Copilotが「あなたの仕事」をより深く理解

 カスタム指示やCopilotメモリ機能などの登場により、パーソナライズが強化されたのも2025年でした。Copilotはそれぞれのユーザーに合わせて動作するようになっており、同じように語りかけたとしても異なる回答を返すようになっています。これらの機能は、OpenAIのChatGPTには以前から実装されており、Copilotへの実装も待ち遠しく感じていました。

 そして2026年は、このパーソナライズが注目ポイントの1つになりそうです。

 今後のMicrosoft 365 Copilotの大きな特徴となるのは、マイクロソフトが新たに発表した「Work IQ」と呼ばれる仕組みです。Microsoft 365 Copilotは、ユーザーのメールやファイル、会議、チャットに蓄積された多くの情報から、ワークパターンや習慣、人との関係性などを推論し、それを回答生成に生かすようになっていきます。

 つまり、普段からMicrosoft 365を積極的に使っているユーザーにとっては、Copilotやエージェントが自分のことをよく理解した上で動作してくれるように感じるはずです。

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Work IQにより、Microsoft 365 Copilotはこれまで以上にユーザーに寄り添った生成AIになる
YouTubeから引用)

 このような機能や体験の提供は、他の生成AIサービスがなかなか真似することができない、Microsoft 365と密に連携できるMicrosoft 365 Copilotならではの強力すぎる特徴になるのではないでしょうか。

「エージェント前提」の働き方へ──進化の行きつく先

 さて、あらためて2025年を振り返ってみると、Microsoft 365 Copilotのアップデートは、どれもエージェントに繋がりそうなものばかりです。

 IT調査会社のIDCは、2030年までに45%の組織がAIエージェントを大規模に運用し、ビジネスに組み込んでいくと予測しています。

 生成AIは、会話や相談ができる身近な存在から、一緒に業務や作業を進めていく同僚に変化していくとされています。そのとき、私たちはMicrosoft 365 Copilotをどのように捉えてどのように利用しているのでしょうか。

 そうした大きな流れも意識しながら、2026年もMicrosoft 365 Copilotの情報をキャッチアップしながら、一緒に働いていきたいと思います。

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