- 2026/01/16 掲載
2026年のCopilotは凄いぞ…「エージェント前提」で日常業務が激変、次の新常識とは?
連載:Copilot for Microsoft 365で変わる仕事術
1983年生まれ、秋田県出身。2010年に自社のMicrosoft 365(当時BPOS)導入を担当したことをきっかけに、多くの企業に対してMicrosoft 365導入や活用の支援をはじめる。Microsoft 365に関わるIT技術者として、社内の導入や活用の担当者として、そしてひとりのユーザーとして、さまざまな立場の経験から得られた等身大のナレッジを、各種イベントでの登壇、ブログ、ソーシャルメディア、その他IT系メディアサイトなどを通じて発信している。
新常識1:「相談相手」から「仕事を任せるAI」へ
2025年のアップデートは、Microsoft 365 Copilotのイメージを大きく変えるものでした。8月にはOpenAIがGPT-5を発表した同日に、Microsoft 365 CopilotでもGPT-5が利用可能になりました。以前は、OpenAIの最新AIモデルの実装まで数カ月かかっていたため、ChatGPTと比べてMicrosoft 365 Copilotが明らかに物足りない期間がありましたが、その差は急速に縮まっています。
マイクロソフトは現在、OpenAIの最新AIモデルを、リリースから30日以内にMicrosoft 365 Copilotユーザーにも提供すると述べています。実際に、12月のGPT-5.2の対応もOpenAIのリリースと同時に行われ、すぐに最新モデルを試せるようになりました。
GPT-5では推論力が大きく向上し、よりユーザーの意図を理解したうえで、作業手順を計画し、より精度の高い回答を生成できるようになっています。この進化により、Microsoft 365 Copilotは「相談相手」から「業務や作業を任せられる存在」へと、役割を変え始めました。これは、後述するエージェントの強化にもつながっていきます。
新常識2:もう「一部の人のもの」ではなくなった
これまではMicrosoft 365 Copilotライセンスが必須だった、WordやExcel、PowerPoint、OutlookなどMicrosoft 365アプリ内のCopilotチャットを、Microsoft 365ライセンスユーザーが利用できるようになったアップデートも注目されました。これによってCopilotが、Microsoft 365ユーザーにとってより身近な生成AIになりました。背景には、マイクロソフトがクラウド上で動作させる生成AIの実行コストが、新しいインフラの開発や最適化によって劇的に低下していることも挙げられるでしょう。これにより、企業やユーザー、アプリケーションの規模を問わず、生成AIを活用する現実的な環境が整いつつあります。
また、これからさらにCopilotの活用を推進しようとする企業にとっても、同じUIや使い勝手のまま、ライセンスを追加することでさらに高機能なCopilotにアップグレードできることも嬉しい点です。ユーザー教育などの導入コストの削減にもつながります。
一方で、Microsoft 365を含む社内データへのアクセスは、Microsoft 365 Copilotライセンスの追加が必要となっています。より本格的に業務での活用を考えるのであれば、やはりライセンスの追加は検討すべきでしょう。
新常識3:エージェント展開の土台が完成
Microsoft 365ユーザーが利用できるCopilotが増えたのと同時に、これまでアプリで独自に実装されていたWordやExcel、PowerPointなどのCopilotとのチャット機能が、「Copilotチャット」として1つに統一されました。これによりアプリを切り替えても使い勝手が変わることがありません。また、今後注目されるエージェントがすべてのアプリ内のCopilotチャットで利用できるようになり、エージェントを本格展開するための土台としても機能します。さらには、最新のAIモデルへの対応スピードも上がるでしょう。
こうした基盤が整ったことで、Copilotは単に回答を返すAIではなく、ユーザーの意図に合わせて必要な作業を進められるAIへと進化しつつあります。そして2026年も、私たちの日常業務をさらに変える進化がすでに予定されています。 【次ページ】【体験激変】エージェントモードが変える、ユーザーとAIの“協働スタイル”
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