- 2026/04/02 掲載
すぐ消えると思いきや…「ドバイチョコ」が進化して爆売れ中、新大久保で見た祭り状態(2/3)
【実食】どこもかしこも…新大久保で目撃した“お祭り”状態
3月下旬、新大久保駅の周辺を現地取材した。すると、いたるところで「ドバイ餅クッキー」「ドバイチョンドゥククッキー」と書かれたスイーツが販売されていた。「チョンドゥク」とは、韓国語で「もちもち」「弾力がある」の意味となる。ドバイ餅クッキーとは、「ドバイチョコ」と韓国のお菓子「チョンドゥククッキー」をかけ合わせた進化系スイーツで、1月頃からトレンドが始まったようだ。マシュマロを使ったもちもちした生地でピスタチオクリームとカダイフを包み、ココアパウダーをまぶしている。
たとえば、韓国・済州島スタイルのベーカリー型カフェ「OKUDO CAFE(オクドカフェ)」では、目玉的にドバイチョコ製品を販売している。なかでも、ドバイ餅クッキーは路上に大きな看板を出してアピールし、平日の午前中から多くの女性客が訪れていた。
その隣のカフェ・雑貨店「GAROSUGIL(カロスキル)」でも、同じく看板でドバイ餅クッキーをアピール。さらに、同じ道沿いにある韓国スタイルベーカリー&スイーツカフェ「PANNARA(パンナラ)」でも、やはりドバイ餅クッキーが目立つ場所で販売されていた。
見た目や価格帯(約500~600円)はどこも代わり映えがなく、各店が強みを活かして差別化を図っているというより、「今韓国でトレンドのドバイ餅クッキー」として押し出しているようだ。
上記のうち、パンナラでドバイ餅クッキーを購入して食べてみた。イメージしていた餅と比べると、もちもち感は控えめだったが、弾力のある生地と“ザクザク食感”は十分に体感できた。細長いカダイフは、日本人にはおなじみの「ベビースターラーメン」に食感が似ている。Webでは、手に入りにくいカダイフの代わりに「ベビースターラーメンを使ったドバイチョコのレシピ」が紹介されていた。
ちなみに、最近、韓国を訪れたというリンツ&シュプルングリージャパンの広報担当者によれば、「韓国ではドバイ餅クッキーがコンビニでも売られていて、街中にはドバイチョコ関連のスイーツがあふれている“ドバイチョコ祭り”のような状態」なのだという。
アイスやパン…大手からも「進化系」が続々、意外な派生力
大手や人気店でも、続々と「進化系ドバイチョコ」が発売され、話題を呼んでいる。たとえば、サーティワンでは、2026年1月9日から新作フレーバーとして「ドバイ スタイル チョコレート」(シングル・レギュラーサイズ 420円、なくなり次第終了)を発売。隠し味の焦がしたカラメルを加えたビター風味のチョコレートアイスクリームや、砕いたワッフルコーンを混ぜ込んだカダイフ入りチョコなど独自アレンジが特徴で、一定の評価を得たようだ。
成城石井でも、自家製の「ドバイチョコ風ケーキ」(646円)を2025年4月に発売。韓国の現地視察を通じて開発され、現在も継続販売されている。Webでの評価は賛否両論あるものの、高評価の口コミも複数見られた。
全国的に展開する人気のパン屋「TruffleBAKERY(トリュフベーカリー)」でも、2026年2月から全店舗でドバイチョコのデニッシュ(オープン価格、中央値は500~600円)を販売。今では、行列必至の大人気商品となっているそうだ。
「ザクザクのデニッシュ生地にピスタチオ、カダイフ、ホワイトチョコで作り上げたドバイチョコを包み、まず食感を楽しめるようにしました。100%フレッシュバターのみで製造するクロワッサンと同じ生地で作っているため、温め直すとバターが溶け出し、ジュワッとした食感も楽しめる新感覚のドバイチョコとなります」(ドレステーブル トリュフベーカリー 広報 茂木玖美氏)
トレンドグルメのインフルエンサーによる該当投稿には、「パリパリザクザクで、ちょっとトリュフ感もあっておいしい」というコメントとともに、パンを2つに割ったときのパリっとした音も紹介されている。
「購入者層は20~50代まで幅広いのですが、割合としては若年層、かつ女性の方が多いですね。1日に何度かドバイチョコが焼き上がるタイミングがあり、店頭に並ぶとすぐに完売することも多いです。次の焼き上がり前には、たくさんのお客さまが並ばれている状況です」(トリュフベーカリー 茂木氏) 【次ページ】ドンキらが目をつける、次のトレンド「天使の髪の毛」とは?
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