• 2026/06/11 掲載

【Copilot】もうパワポは自分で作らない…“期待外れ”返上「2大アプデ」がヤバすぎた(2/2)

連載:Copilot for Microsoft 365で変わる仕事術

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【変更点2】好みのAIモデルで「テキスト&画像生成」

 さて、そのAIモデルにおいて、PowerPointのCopilotチャットでもユーザー自身が利用するAIモデルを選べるようになりました。ここではテキスト生成と画像生成のそれぞれのAIモデルを選択できます。こうした最新のAIモデルは、ブラウザ版のWord、Excel、PowerPointから展開が始まっているため、デスクトップのアプリで選択できない場合は、ブラウザ版で試してみましょう。

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テキスト生成と画像生成のそれぞれのモデルを好みに合わせて選択できる

 またテキストや構成を生成するモデルとして、アンソロピックのClaude Opusが選択可能になりました。2026年4月中旬にリリースされたClaude Opus 4.7がPowerPointのCopilotでも利用できるようになっています。4.7では、生成される日本語も自然で、全体の論理構成もしっかりしている印象です。

 4月下旬には、OpenAIのGPT-5.5も追加されています。深い推論や複数ステップの実行に強いThinkingモードで、こちらもモデルセレクターから選択できます。

 画像生成モデルも大きく進化しました。4月下旬には、GPT-Image-2が導入され、生成される画像の品質が大幅に向上しています。GPT-Image-2の特徴は、指示の内容を内部で推論・構造化してから画像を生成する点にあります。これにより、情報量の多い画像であっても、意図に沿った出力を得られやすくなっています。さらに、日本語のテキスト描画も大幅に改善されていることから、文字をそのまま読める画像が得られます。

 GPT-Image-2のほかにも、MAI Image 2 Efficientというマイクロソフト独自モデルや、オープンモデルのFlux.2 Flexなど複数の画像生成モデルから選択できます。つまり今のPowerPointのCopilotでは、テキスト生成にはClaude Opus 4.7、画像生成にはGPT-Image-2のように、自分好みの組み合わせが選べるようになっているわけです。

【実践】プレゼン資料を「ゼロから自動生成」してみた

 では、進化したPowerPointのCopilotを実際に試してみましょう。PowerPointのCopilotに対して、ユーザーが最も期待しているのは、やはりプレゼン資料をゼロからまるごと作成してくれることではないでしょうか。今回はまさにそこに挑戦してみます。

 題材としたのは、帝国データバンクが2026年5月14日に公開した「生成AIに関する企業の動向調査」レポートです。全国の企業を対象に調査を行ったレポートで、非常に興味深いものであるため、情報を整理しPowerPointで資料化を行って社内で共有したいと考えました。

 そこで、PowerPointのCopilotチャットにレポートのURLを渡して、「このレポートの内容を社内共有用のスライドにまとめてほしい」と依頼しました。

 こうした調査レポートから手作業でスライドにまとめるのは、かなり面倒な作業です。主要なデータを確認し、スライドに含めるべきデータを選び、構成を考え、レイアウトを整える。Copilotに依頼するだけで、こうした資料のたたき台を作成してくれます。

 先述した作業をゼロから自分で行う場合と比べれば、大幅な時間短縮になります。たたき台が作成されたあとで、レポートの内容と見比べてみましたが、非常によくポイントも押さえられており、内容もほぼ正確なものができていました。

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説明やグラフなどを含む十数枚のスライドが自動で生成された。元になった情報と見比べてみても、内容はほぼ正確なものができていた
(筆者作成)

 また、画像生成モデルの違いも試してみました。モデルによる違いは大きく、出力のテイストがかなり変わります。その違いは、写真的な画像を出力する場合よりも、文字が含まれるような画像を生成するときに顕著でした。GPT-Image-2を選択して生成した画像では、情報の配置やレイアウトなども作り込まれており、文字も正確で、そのまま読めるものが出来上がりました。

画像
文字が含まれる画像はGPT-Image-2が強い。日本語の表示も崩れたところはなく、きちんと読める画像が生成された
(筆者作成)

 さらにGPT-Image-2については、現在はアプリ外で動作する通常のCopilotチャットでも展開が始まっています。最新のAIモデルの導入により、Copilotが今後さらに多くの場面で利用できるようになりそうですね。

 今回のアップデートの中心となっているのは、やはり何よりもAIモデルの進化にほかなりません。Claude OpusやGPT-Image-2の導入により、出力の品質は大きく底上げされました。そして、Edit with Copilotの機能によって、Copilotが私たちの共同作業者として振る舞ってくれるようになりました。

 以前のPowerPointのCopilotには物足りなさを感じていた方にとっても、その印象を大きく変えるアップデートではないかと思います。Microsoft 365 Copilotを利用されている方は、ぜひお手元でも試していただき、進化を体験してもらえたらと思います。

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