• 2026/06/18 掲載

MIXIの「非エンジニア部隊」が生成AIでツール開発、「2000時間削減」できた重要な秘密(2/2)

連載:マスクド・アナライズの生成AI最前線

1
会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。

削減した2000時間分を“何に”使った?

 こうして業務効率化で新たに創出された時間は、累計で2000時間となった。ここで新たに創られた時間は、AI活用ワークショップとヒューマンスキル研修にも充てたという。

 AI活用ワークショップは、従業員同士でAI活用スキルの底上げを図る実践研修で、資料作成などの基本的な内容から、特定用途向けのAI(カスタムGPT)の作成方法を実践的に学ぶなど、知識共有を図っている。

 一方のヒューマンスキル研修では、コミュニケーション能力向上を目的に、人事担当や外部の専門家による研修を複数回実施している。社外社内で横断的に業務支援を行うビジネスサポート室から、コミュニケーション能力の底上げを推進したのは興味深い。

生成AI活用で「超重要なこと」

 これらの取り組みにおいては、部門を越えた連携や価値提供が期待されている。たとえばグローバル対応が求められる海外事業では、現地語への翻訳や現地に合った表現に直すツールの検証が進められるなど、複数のグループで業務効率化ツールの開発を行っている。

 こうして得られた社員の新たな時間によって、人員が減っても従来通りの成果を出すことが可能となった。例として、育休で一時的に職場を離れても残った担当者で業務を完遂したり、復帰後に他部署とのコミュニケーションを取る時間も増やすことができているという。

 「AIは『人と向き合う時間』を増やすパートナーであり、『人間ならではの業務』に注力できる環境作りが可能です」と真田氏は強調する。

 生成AIは導入すること自体が目的化しやすいが、本講演では「何のために効率化するのか?」という合意形成を作ることが重要であると紹介していた。すでにMIXI社内では部署や業務を問わずAI活用による効率化が進んでいる。

 「AIは人と向き合う時間を作るパートナー」との説明通り、MIXI社内では人同士のコミュニケーションの質が高まっているのだろう。AIによって人間ならではの業務に注力できる環境が作られていく過程として、同社の取り組みを参考にしたいと納得する発表であった。

Googleで見つけやすく

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 1

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます

AI・生成AIの関連コンテンツ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

基本情報公開時のサンプル画像
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます

基本情報公開時のサンプル画像