- 2026/08/27 06:10 掲載
登録者18万人…YouTube大成功の山田玲司が「岡田斗司夫」から学んだ“稼ぎ方”(3/3)
なぜこんなに…日本から「傑作漫画」が誕生しまくる理由
──これだけ多くの漫画家に会ってきた人はいない。そういう山田さんから見て、漫画は何が魅力なのでしょうか?山田氏:ルックスも学歴も関係ない。「面白いものを作ればいい」というシンプルなルールで、誰にでもチャンスがある。50過ぎたオッサンですら、平等なスタートラインに立てるんです。そういう中でトンデモナイ作品が生まれてくる。全然勉強できないやつでも1つの世界をつくれるぞ、その挑戦できる場所を残すぞ、と思っています。
日本には、こういう漫画が生まれるインフラが、見えないところで整備されていますよね。消費者も子どもの頃から漫画を読んでいてリテラシーも高いし、メディアの幅もあるから、自分と合う場(作品)を探せばいい。
──山田さんは、アーティストだったり、映画監督だったり、別の道もあり得たのでしょうか?
山田氏:漫画が1番自由だったから、やってたんですよね。映画を作ろうとすると、脚本から役者まで、色々な人が関わるじゃないですか。そういうのを全部1人でできちゃう。しかも儲かったら、家もキャッシュで買えちゃう。「うまくいけば!」の話ですが…(笑)。失敗する人のほうが圧倒的多数だけどね。
今はそれが漫画だけじゃなくなってきてますよね。『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』の亀山陽平さん(1996年~)みたいに、卒業制作で1人で作ったアニメがジャパニーズドリームを叶えたりする。そういう世界が、いいんですよね。
手塚治虫の遺志を継ぐ? 山田玲司の「次なる野望」
──時代を下ろして、イタコのように“メタ視点”を駆使しながら、エンタメ97%・ナイフ3%で、社会的メッセージメディアとして漫画を使ってきた山田さんが、『絶望に効くクスリ』と『山田玲司のヤンサン』に収斂(しゅうれん)していくというのは、非常に納得のいくキャリアでした。今後はどういう目標を持たれていますか?山田氏:今、考えていることがあって。どんどん昔の漫画って忘れられていくじゃないですか。海外のユーザーが知っているのって、「点」としてのヒット作なんですよ。『巨人の星』とか『あしたのジョー』の最終回とかね。でも、大事なのは、それらが生まれた豊かな漫画の市場環境だったり、作者の背景となるエピソードだったりしますよね。
日本の漫画文化を、それをほとんど知らない海外のユーザーでも20分くらいですぐに理解できるフォーマットで、きちんと作っていくことが大事で、今はAI翻訳もあるので、それをどこかで本格的にやりたいと思ってますね。
──漫画家、漫画業界の語り部が、今度は海外にそれを広げていくんですね。
山田氏:はい、漫画の遺産を語り継いでいきたいです。それが手塚先生の遺志でもあるから。それに、1番自由な場所として『山田玲司のヤンサン』は残していきたいですね。
コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツのおすすめコンテンツ
コンテンツ・エンタメ・文化芸能・スポーツの関連コンテンツ
PR
PR
PR