- 2026/08/25 08:00 掲載
若手の「優しすぎる職場」離れ? 20代66%が「ホワハラ転職」に理解、調査で判明
20代の6割超が「ホワハラ転職」に理解、4割超が「受けたら転職検討するかも」
エンは総合転職サイト「エン転職」のユーザーを対象に実施した「ホワイトハラスメント」に関する調査結果を発表した。20代の66%が、ホワイトハラスメントで成長できないことを理由に転職を検討する考え方に「同意できる」「どちらかといえば同意できる」と回答した。同社が今回の調査でいう「ホワイトハラスメント(ホワハラ)」とは、上司や先輩がハラスメント認定を恐れ、部下や後輩に過度な配慮や業務量の制限を行い、成長機会などを奪ってしまう行為を指す。調査は2026年7月1日~8月2日にインターネットで実施し、エン転職のユーザー1,385人から有効回答を得た。
「ホワイトハラスメント」という言葉を知っているか尋ねたところ、57%が「知っている」と答えた。内訳は「内容をよく知っている」が12%、「概要は知っている」が45%だった。
また、ホワイトハラスメントを理由に転職を検討することへの賛否を聞くと、全体の57%が肯定的だった。「同意できる」が22%、「どちらかといえば同意できる」が35%。年代別では20代が66%と最も高く、全体を9ポイント上回った。
職場で実際にホワイトハラスメントを受けたことが「ある」と答えた人は15%だった。具体的な内容では、「仕事を任せない」が61%で最多となり、「強制的な定時退社」が34%、「フィードバックの回避」が22%で続いた。重要な業務や難易度の高い案件から外すことや、本人の意思を確認せず定時で退社させるといった過度な配慮が挙げられている。
調査では、ホワイトハラスメントを理由とした転職に肯定的な20代男性から「成長できないなら、将来スキルを武器にして働けないから」との声が寄せられた。20代女性からも、注意や指導がなくなることで「仕事に対する考え方が緩くなってしまう」とする意見があった。
一方、転職には否定的な回答者からは、まず上司との対話を試みるべきだとの声や、成長するための研鑽の場は職場以外にもあるとの意見も出た。過度な配慮をどう受け止めるかは、本人が仕事に求める成長や働き方によって差があることもうかがえる。
さらに、自身がホワイトハラスメントを受けた場合、転職を検討するきっかけに「なる」「どちらかといえばなる」と答えた人は計41%だった。その理由は「仕事で成長したいから」が64%で最多。年代別では20代が73%、30代が77%となり、若年層で高い割合を示した。
今回の結果からは、ハラスメントを避けようとする配慮であっても、仕事を任せないことや指導を控えることが、成長を求める従業員にとって転職を考える要因となる場合があることが示された。ただし、調査対象はエン転職のユーザーであり、日本の就業者全体を対象とした調査ではない。
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