Android市場が拡大している。米調査会社ニールセンが3日に発表した米国のスマートフォンユーザーを調査した結果によると、OS別シェアで米グーグルのAndroidがアップルのiOS、RIMのBlackBerryを抜いて首位に立った。これまでも他社の調査ではAndroidが首位になった発表はあったが、同社の発表では初めてとなる。
発表によれば、Android OSのシェアが29%で1位、AppleのiPhoneのOS(iOS)とRIMのBlackBerryが27%でほぼ同率の2位となっている。これに、マイクロソフトのWindows MobileとWindows Phone7(WP7)の10%が続き、2月にマイクロソフトとの提携を発表したノキアのSymbian OSは2%にとどまった。
メーカー別では、アップルとRIMがメーカーシェアとしてはそれぞれ1位となった。Android陣営ではHTCが12%、モトローラが10%、サムスンが5%で、その他が2%だった。HTCは、Android向けのほか、Windows向けでも7%のシェアを持ち、合わせると上位2社に肉薄している。
さらに、各スマートフォンOSの年齢別の割合も発表。端末価格の幅が広いAndroidは若年層に、iOSは幅広い年齢層に、BlackBerryはさらに高年齢層に受け入れられているのがわかった。