「さくらのクラウド」は、CPUとメモリを組み合わせて使えるクラウドサービスで、1コア1GBから最大12コア128GBまでの選択肢と、SSDによるストレージを利用できるサービス。コントロールパネルとAPIやコマンドラインツールで、自社に最適な仮想データセンターを構築できるという。

　これまでは、20日未満の利用の場合は日割料金での精算となり、20日の時点で月額料金が適用される料金体系だったが、顧客より「いろんな構成を試してみたい」「もっと手軽に使いたい」という要望があり、1時間9円（CPU1コア、メモリ1GB）からの時間割料金を導入する。


　これにより、従来は1時間の利用でも日割料金がかかっていたが、今後は1時間単位での時間課金となるため、最大で約90％安くなるという。

　また、時間課金の導入後も従来の日割金額が24時間内の上限料金となる。そのため、他社クラウドサービスで一般的な完全従量制よりも安価になっていると同社では説明している。

　また、現在提供中の第1ゾーンとは設備、システムを完全に分離した第2ゾーンを提供開始する。それぞれのゾーンは独立した設備、システムをもつため、万が一障害が発生した場合にも影響が波及せず、利用企業でより堅牢な冗長システムを構築することが可能になった。