• 2013/10/18 掲載

3Dプリンタで試作支援も 富士通、製造業向け「ものづくりソリューション」を体系化

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富士通は23日、日本の製造業向けの「ものづくりソリューション」を体系化したと発表した。2012年10月に発表した「ものづくり革新隊」をはじめとした富士通グループの製品・サービス群をPLM軸とSCM軸で体系化したものとなる。また、新たなサービスとして、3Dプリンターの試作による製造支援やビッグデータ分析、3D表示技術を活用した支援サービスを開始する。
 今回の発表では、主に設計領域をカバーするPLM軸、調達・生産・販売などの生産領域をカバーするSCM軸に沿って、製造業企業とともに業務改革を行うコンサルティング、製造業企業のものづくり業務改善を支援するエキスパートサービス、製造業企業の業務を請け負う受託サービス、製造業企業の業務に活用するシステムの4領域で、富士通のものづくりソリューションを体系化した。

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「ものづくりソリューション」の概要

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 また、今回新たに3つの新サービスを発表した。

 1つめは、製造支援サービス。本サービスでは、顧客の製品開発で必要となる製品および試作品の生産の受託を行う。富士通で取り組んできた3Dデータを活用した仮想検証のノウハウを活かし、設計段階からの支援も可能という。

 具体的には、精密部品を加工するサービス、3Dプリンターを活用した試作サービス、富士通の工場を活用して顧客の製品の製造を支援するサービスの3つを提供する。

 2つめは、ものづくりビッグデータ分析サービス。工場では、不良品を出さないために様々な要因で一時的に生産設備を停止させ、その要因を取り除いて製造を再開するという対応を頻繁に行っているが、本サービスでは、生産設備の膨大なログデータ(ビックデータ)をキュレーターが分析し、その結果からものづくりエキスパートがFJPS(富士通生産方式)の観点で改善余地を検討することで、工場の停止時間を最小化するサービスとなる。

 3つめは、仮想検証ソリューション。富士通では、製造業企業に向け「モノを作らないものづくり」を基本コンセプトとして、3D設計データを活用した設計・生産の品質検証の精度向上に取り組んでいる。今回、設計・製造の品質を検証するソフトウェアである「VPS」や「GP4」などを利用する仮想検証を強化するために、3D表現技術である「バーチャルリアリティ(以下、VR)」の最新技術に対応した製品「EON Ibench Mobile/zSpace」と「EON Icube Mobile」の提供を行う。

 価格はすべて個別見積り。各ソリューションは、本日より順次販売を開始する。富士通では、「ものづくりソリューション」として、2016年度までに売上1,500億円の売上を見込む。

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