重慶市は、政府の中西部地区大開発戦略の中心都市として、これまでの工業中心から情報産業への転換を図っている。

　NECはパートナーシップ契約に基づき、新会社「NEC（重慶）信息系統有限公司を10月28日付で設立。新会社の資本金は700万USドル（NEC 100%）で人員数は当初約20名だが、5年後には200名規模に拡大する計画だ。

　新会社は、ICTソリューションの開発・販売会社として、2014年3月までにNECのデータセンターからクラウドサービスの提供を開始する。また、クラウドサービス人材の育成・技術認定などを行う目的で、2014年2月に重慶市が設立する教育機関「重慶国際クラウド学院」の教育プログラムの策定や、教育ツール、システム等の提供サポートを行う予定。