本プロジェクトでは、産官学が連携し、統計学の基礎的な概念からビジネスに役立つ実践的な応用まで学べる機会を創出し、社会的ニーズが高まりつつあるデータサイエンティストの育成・輩出を目指すという。

　ドコモとナレッジ・スクウェアは、両社が運営する「gacco」において、統計学講座を2014年11月（予定）から開講する。講座内容は、統計学会が統計検定を通じて体系化している統計教育質保証に沿うもので、統計学会が推薦する、東大や山梨大学、中央大学などの複数の大学教授陣が講師を務める。

　また、本プロジェクトと同様に「データサイエンス力の高い人材育成」を掲げる総務省統計局も統計学会に協力し、公的統計の利用方法に関する講座を提供する。これにより、これまで大学等を中心に一部の学生しか受講できなかった質の高い統計学の講義を、オンラインで幅広い人が受講できるようになるという。

　NTTデータは、人材育成・研修事業を手掛けるグループ会社のNTTデータユニバーシティを通じ、2014年12月（予定）から「gacco」のオンライン講座と連携した反転学習型の研修を提供する。