三井物産とカゴメの発表によれば、経済発展と人口増加が続くアセアン地域では、総人口約6億人のうちイスラム教徒が50%弱を占めており、イスラム教に則って食べることを許されたハラル食品の需要拡大が見込まれているという。
くわえてASEAN地域では、食生活の多様化にともない欧米外食チェーンの出店が増加しており、ピザソース等のトマト加工品及び調味料市場が拡大するという。
今回事業会社を共同で設立するロンソン社は、創業以来マレーシアで調味料の製造を手掛けており、ハラル認証取得の豊富な知識や経験を有する。カゴメ ロンソンはカゴメの顧客基盤とロンソン社のハラル調味料の製造ノウハウを組み合わせ、ASEAN地域を中心とした業務用トマト加工品及び調味料市場への本格参入をはかる。