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- 2015/07/28 掲載
富士フイルムのワークスタイル変革「グーグル社員の働き方を見て、目から鱗が落ちた」
1962年東京生まれ。東京電機大学工学部卒業。産業用ロボットメーカーの研究所にて、サーボモーターやセンサーなどの研究開発に4年ほど携わる。その後、アスキー入社。週刊アスキー編集部、副編集長などを経て、2002年にフリーランスライターとして独立。おもにロボット、ネットワーク、エンタープライズ分野を中心として、Webや雑誌で記事を執筆。主な著書に『キカイはどこまで人の代わりができるか?』など。
事業が大きく変貌する中、ITシステムも変革が必要に
現在、同社における写真関連の売上は全体の15%程度。それ以外のオフィスドキュメント関連、ライフサイエンスといった新規分野の成長が著しく、B2B向けの売上が85%に上るほどだ。グローバル展開も積極的で、売上の半分以上が海外市場で占めている。
事業が大きく変貌する中、それに応じてITシステムも変革が必要となる。全社システムの企画から展開までを担当する経営企画本部 ITグループ マネージャー 安東 豊氏は以下のように説明する。
従来まで、同社は情報コミュニケーション基盤としてNotesを中心にオンプレミスで環境を構築していたが、グローバルでの対応を鑑みて、Google Appsの導入に踏み切った。実は北米拠点では、2010年から先行してGoogle Appsを取り入れていた。そこで2012年に日本本社でグローバル契約を締結し、海外の各リージョンや新規会社での導入を推進した。そして昨年には本体のホールディングスでも使われるようになった。現在、グループ全体で3万名以上が利用しているそうだ。
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