- 会員限定
- 2015/10/14 掲載
仕事に「ノー」を言う人こそが成功者になれる
1つのことに的をしぼる
それは、彼らが核心をつかむことを物事の中心に据えているからだ。つまり「的をしぼる」のだ。何かに成功する確実で絶好のチャンスを得たいなら、方法は常に同じでなければならない。的をしぼるのだ。
「的をしぼる」とは、したいことではなく、するべきことをするということだ。それは、すべてが等しく重要とは限らないことを知り、最も重要なものを見つけることでもある。行動と望みとをしっかり結びつける方法でもあり、また、目覚ましい成果は、どれほど的をしぼれるかによって決まると気づくことでもある。
仕事や人生から最大の収穫を得るには、できるだけ的をしぼることだ。
ほとんどの人は逆だと思っている。大成功は時間のかかる複雑で大変なことだと考えている。そのため、スケジュール表や、やることリストにはやるべきことがいっぱいで、収拾がつかなくなっている。
成功には手が届かないように感じて、そこそこのところで妥協する。大成功するには少数のことを首尾よくやるだけでよいのに、あまりに多くのことをしようとして、結局は何もできない。やがて多くを期待しなくなり、夢をあきらめ、つまらない人生に甘んじるようになる。
人には限られた時間しかないから、あれこれ手を広げると十分なことができなくなる。業績をあげたいと望むなら、あれもこれもの足し算ではなく引き算が必要だ。多くのことをそこそこにやるより、少数のことを効果的にやらなければならない。
的をしぼることは目覚ましい成果をあげる簡単な方法であり、実際、有効である。
いつでもどこでもどんなことにでも有効だ。それはなぜか? 目的はただ一つ、つまり、目指すところに到達することしかないからだ。そして、それこそが肝心なのだ。
【次ページ】 「やることリスト」に欠落しているもの
関連コンテンツ
PR
PR
PR