記事 金融セキュリティ 韓国金融機関への大規模サイバー攻撃、北朝鮮IPから440万件超のアクセス検知 韓国金融機関への大規模サイバー攻撃、北朝鮮IPから440万件超のアクセス検知 2026/10/29 1 韓国の金融機関を標的としたサイバー攻撃が相次ぐ中、北朝鮮に割り当てられたIPアドレスからの不正アクセスが約440万件検知された。韓国の金融当局は9月下旬以降続く一連の金融機関への大規模攻撃について何等かの関与があるとみて警戒を強めている
記事 金融セキュリティ グーグル、暗号資産の「秘密鍵」を1か所に置かない新基盤…金融機関の注目点とは? グーグル、暗号資産の「秘密鍵」を1か所に置かない新基盤…金融機関の注目点とは? 2026/10/29 グーグル・クラウドは10月28日(米国時間)、暗号資産などデジタル資産の秘密鍵を守るカストディ基盤「Google Multi-Party Compute(MPC)」をプレビューで発表した。鍵を複数の当事者に分けて持たせるしきい値署名と、取引ごとのポリシー適用を組み合わせ、商用提供は2027年初頭の予定という。
記事 金融セキュリティ 三菱UFJ・静岡銀はなぜ「止める決断」? PHP欠陥が突きつけた銀行の“思わぬ弱点” 三菱UFJ・静岡銀はなぜ「止める決断」? PHP欠陥が突きつけた銀行の“思わぬ弱点” 2026/10/29 4 「止まらない銀行」は安全だと断言できるのか──。PHPの重大な脆弱性を巡り、静岡銀行や三菱UFJ銀行では一部サービスが停止。一方、全国銀行協会は当時、銀行間決済への影響を確認していないと説明した。auじぶん銀行では自社の修正後も、委託先のメンテナンスで一部の問い合わせフォームが使えない状態が続いた。金融庁が求めていた緊急停止への備えや、脆弱性公表前から観測された攻撃の試みを踏まえ、銀行の安全性を測る新たな物差しを考える。
記事 金融セキュリティ ソニー生命で他社契約者の情報38.5万件が漏えい…「代理店経由」に潜む落とし穴とは? ソニー生命で他社契約者の情報38.5万件が漏えい…「代理店経由」に潜む落とし穴とは? 2026/10/28 ソニー生命保険は10月28日、契約者専用サイトなどが第三者による不正アクセスを受け、保険代理店として扱ったメディケア生命保険の契約者らの個人情報約38.5万件が漏えいしたと発表した。氏名や住所、証券番号などが含まれ、マイナンバーやカード情報は含まれないという。関係サービスを停止し、金融庁へ報告済み。
記事 金融セキュリティ Claude Mythos時代の脆弱性対応…「パッチ後回し」が危ないワケと3つの計画 Claude Mythos時代の脆弱性対応…「パッチ後回し」が危ないワケと3つの計画 2026/10/28 2 国内で不正アクセスによる大規模な情報漏えいが相次ぐ中、個人情報保護委員会は2026年10月7日に注意喚起を公表し、侵害を受けたシステムの停止・隔離やアカウントの無効化を、被害拡大を防ぐ手法の例に挙げた。企業はこれまで「サービスも業務も止めない」ことを定石としてきたが、侵入を完全には防げない今、止めないことが攻撃者に侵入の入口と、重要なデータへ到達する時間を与えている可能性がある。筆者が設置したハニーポット(攻撃を観測するためのおとりのサーバ)には、インターネット接続からわずか10分で偵察Botが到達した。本稿では、どの範囲を、どの条件で、誰が止めるのかを、可用性と情報保護の両面から考える。
記事 金融セキュリティ 不祥事連発で“信頼失墜”…金融庁が保険業界に迫る「AI・代理店・再保険」3つの改革 不祥事連発で“信頼失墜”…金融庁が保険業界に迫る「AI・代理店・再保険」3つの改革 2026/10/27 1 相次ぐ不祥事で揺らいだ保険業界は、信頼を取り戻せるのか。金融庁の「2026年 保険モニタリングレポート」は、現場監督の強化だけでなく、不適切営業を生みかねない評価・報酬体系や代理店との関係、3線管理そのものの見直しを求めています。さらに、フロンティアAIを踏まえたサイバー対策、資産集約型再保険、新たなソルベンシー規制など、経営課題も一段と複雑化。保険会社や代理店は何を変えるべきなのか。最新レポートから、金融庁が迫る改革の核心を読み解きます。
記事 金融セキュリティ 「これは見抜けない…」本物の銀行アプリなのに偽画面…金融機関が警告するスマホ詐欺 「これは見抜けない…」本物の銀行アプリなのに偽画面…金融機関が警告するスマホ詐欺 2026/10/26 いつもの銀行アプリを自分で開いたのに、目の前のログイン画面は偽物だった──。別の不正アプリを先にインストールさせ、正規画面に偽の入力画面を重ねる手口を、金融機関が相次ぎ警告している。入口は銀行を名乗るメールとは限らず、税金の還付やポイントの失効を口実にした連絡もあるという。なぜ「本物のアプリだから安心」が通用しないのか。誘導の流れと端末の権限を整理し、利用者・企業・金融機関が見直すべき対策を解説する。
記事 金融セキュリティ 野村證券、「i-Port」の委託先で不正アクセス 金融機関の利用者のアドレス漏えいか 野村證券、「i-Port」の委託先で不正アクセス 金融機関の利用者のアドレス漏えいか 2026/10/24 野村證券は10月23日、金融機関等向けのポートフォリオ管理ツール「i-Port」のメール配信を委託するユミルリンクが不正アクセスを受け、対象となる金融機関等の利用者のメールアドレス等が漏えいした可能性があると発表した。ポートフォリオ情報や証券取引口座の情報は含まれず、現時点で不正利用は確認されていない。
記事 金融セキュリティ 岩井コスモ証券、委託先への不正アクセスで4,975人の情報漏えい 7口座で不正売買も 岩井コスモ証券、委託先への不正アクセスで4,975人の情報漏えい 7口座で不正売買も 2026/10/23 岩井コスモ証券は10月20日、委託先のトレードワークスへの不正アクセスで顧客情報の漏えい対象が4,975人になったと発表した。不正アクセスのあった14日の売買管理システムへの攻撃では、7口座で意図しない売買注文が出て5口座で約定したが、取引前の状態に戻す措置は完了したという。
記事 金融セキュリティ 韓国大手金融機関を襲った中国AIツールが世界に拡散、世界規模のパンデミック攻撃も 韓国大手金融機関を襲った中国AIツールが世界に拡散、世界規模のパンデミック攻撃も 2026/10/17 2 中国で開発されたAI侵入テストツール「ARTEX(アルテックス)」が、韓国の大手銀行などを狙った大規模サイバー攻撃に悪用された疑いが浮上し、世界のセキュリティー業界に衝撃が広がっている。韓国金融当局が2026年10月14日に発表した調査結果によると、被害を受けた金融機関は16社に拡大し、流出した個人情報は約10万件に達した。攻撃には中国製のLLMやAIエージェントが利用されたとされ、複数の金融機関が短期間に狙われた。ARTEXの開発者は悪用を受けてソースコードの公開を停止したものの、すでに配布されたコードを回収することは難しく、商用版の展開も始まっている。AIによる高度なハッキングツールが、世界中に拡散され、自律的に攻撃が広がる事態に衝撃が走っている。
記事 金融セキュリティ 【金融庁が警鐘】相次ぐ「情報漏えい」…AI攻撃が爆速化する前に銀行が今やるべきこと 【金融庁が警鐘】相次ぐ「情報漏えい」…AI攻撃が爆速化する前に銀行が今やるべきこと 2026/10/06 8 企業を狙ったサイバー攻撃や情報漏えいが相次いでいます。直近ではタイムズカーへの不正アクセスで、約660万件のアカウント情報が漏えいし、運転免許証画像などの本人確認書類も流出しました。金融機関も例外でなく、金融庁が2025年度中に報告を受けたシステム障害は1600件に上ります。フロンティアAIの進化によって、脆弱性の発見から攻撃までが高速化し、従来型の「守り」が通用しなくなる可能性が高まっています。「絶対に障害を起こさない」ことより、何が起きても重要業務を維持し、素早く復旧する力が必要になりそうです。金融庁の最新レポートから、金融機関に求められる“新しい守り方”を読み解きます。
記事 金融セキュリティ なぜ“報告書止まり”に? EYが明かす、金融セキュリティ評価が経営に刺さる4ステップ なぜ“報告書止まり”に? EYが明かす、金融セキュリティ評価が経営に刺さる4ステップ 2026/09/17 2 サイバーセキュリティ成熟度評価を実施すれば、ガバナンスや検知といった領域の水準はスコアで可視化される。だが、その一覧表を経営に報告した時点で、取り組みが止まっていないだろうか。金融機関にとって成熟度評価は目的ではなく、どのリスクを優先して下げ、どの統制をどこまで引き上げ、どれだけの期間と投資で実現するのかを決めるための出発点にすぎない。評価を“報告書止まり”で終わらせず、改善が回り続ける仕組みへ変えるには、何が必要なのか。本記事では、現状評価から継続的なモニタリングまで、金融機関が踏むべき4ステップと、外部専門家の使いどころを実務の視点で読み解く。
記事 金融セキュリティ 【識者が徹底討論】金融機関はフロンティアAIに耐えられるか、「100%防御」の幻想 【識者が徹底討論】金融機関はフロンティアAIに耐えられるか、「100%防御」の幻想 2026/09/03 AIエージェントの導入による業務変革が期待される一方、「クロード・ミュトス」などのフロンティアAIがもたらす新たな脅威への対応を迫られる金融機関。AIのメリットを最大限に生かしながら、サイバーリスクにどう備えるかが経営課題となっている。FinTech Journalでは金融各社のリーダーが一堂に集う「エグゼクティブ・ラウンドテーブル」を開催。AIやサイバーセキュリティの各分野の識者によるミニセッションを基に、活発な議論が交わされた。本記事では、その様子をレポートする。
記事 金融セキュリティ なぜ某大手保険会社は「VDI」をやめた?コストも監査対応も激変した“ある方法”とは なぜ某大手保険会社は「VDI」をやめた?コストも監査対応も激変した“ある方法”とは 2026/09/02 サイバー攻撃が高度化する中、金融機関のセキュリティは大きな転換点を迎えている。2025年8月31日、長らく評価の標準だった「FFIEC CAT」が廃止され、「侵入される前提(Assume Breach)でいかに対応・復旧するか」を問う新基準「CRI Profile v2.0」がグローバルのデファクトスタンダードとなったのだ。金融庁もガイドラインで参考ツールとして提示するこの新基準に、監査対応で疲弊する現場はどう適合すればよいのか。実は、VDIの高コストや性能不満を抱えた既存インフラを生かしたまま要件を満たし、万一PCを紛失しても情報漏えいではなく「物損事故」として処理できる“意外な一手”がある。 本記事では、大手金融機関が続々と採用するその方法の正体に迫る。
記事 金融セキュリティ 【量子5方式の勝敗】“量子ビット数”に騙されるな、企業がやるべき3つのこと 【量子5方式の勝敗】“量子ビット数”に騙されるな、企業がやるべき3つのこと 2026/09/01 11 「1000量子ビット達成」「100万量子ビットのロードマップ」──量子コンピューターの報道では、量子ビット数の多さばかりが強調される。だが専門家は、この数字だけで判断するのは危険だと指摘する。本当に見るべきなのは、まったく別の“ある指標”だ。では、実用化に最も近い方式はどれで、企業はいま何から手をつければいいのか。後編では、合同会社デロイトトーマツの量子サイエンティストリード・手塚宙之氏への取材をもとに、量子ビット数に代わる“本当の物差し”と、金融・創薬・物流・AIという用途別の相性、そして企業が押さえるべき量子戦略3つのポイントを解説する。
記事 金融セキュリティ 金融庁・日銀が「異例の要請」…ランサム復旧「2カ月を1週間」に縮める3つのポイント 金融庁・日銀が「異例の要請」…ランサム復旧「2カ月を1週間」に縮める3つのポイント 2026/08/26 ランサムウェア被害からの復旧に「2~3カ月」を要する……そんな事態が珍しくない中、金融庁と日本銀行は、金融機関などにサイバー対策の点検・強化を求める異例の要請を出した。背景にあるのは、AIによって高速化する攻撃と、従来型バックアップだけでは守り切れない現実である。自社が被害を受けた場合、どのようにして仕事を止めずに戻すべきなのか。押さえるべき3つのポイントなどを通して、復旧期間を「1週間」に縮めるための手法を解説する。
記事 金融セキュリティ 【5方式を完全比較】量子コンピューターの本命はIBM・Googleか、“大化け”する伏兵か 【5方式を完全比較】量子コンピューターの本命はIBM・Googleか、“大化け”する伏兵か 2026/08/26 32 量子コンピューターの実用化競争が激化している。超伝導、光量子、イオントラップ、中性原子、シリコンスピン──主要5方式に、理論上は“究極”とされるトポロジカルも加わり、覇権争いは混沌としてきた。報道でよく目にするのはIBMやGoogleが採用する超伝導方式だが、その背後には「今後大化けする可能性がある」と専門家が評する方式が控えている。量子ビット数の多さだけでは、どの方式が有望かは見えてこない。今回は、デロイトトーマツの量子サイエンティストリード・手塚宙之氏への取材をもとに、各方式の強みと限界を比較し、方式選びの勘所を解き明かす。
記事 AI・生成AI 融資も運用も「AIにお任せ」で何が起きる?銀行員に残された“超重要な仕事”とは 融資も運用も「AIにお任せ」で何が起きる?銀行員に残された“超重要な仕事”とは 2026/08/06 8 「開発中のAIが隔離環境を抜け、別企業へ侵入した」──OpenAIの発表は、フロンティアAIがもはや補助ツールではなく、自ら分析し行動する主体になりつつあることを印象づけた。AI活用の波は、金融の世界にも及びつつある。AIは、金融機関の与信審査や市場運用(投資・資産運用)の業務を、より深く、より速く、より動的なものへと変えていく。財務情報や市場データの収集・分析にかかる時間や人件費が大幅に下がれば、これまで採算が合わず見送られてきた案件や投資判断も、合理的な選択肢となるかもしれない。こうしてAIは、金融機関の競争条件そのものを書き換え始めている。そうした中で、AI導入の遅れは、やがて競争力の差となり、経営の差となって表れる。今回は、銀行の生死を分ける構造変化を解説する。
記事 金融セキュリティ 多要素認証は、もう破られている。パスワードもSMSも不要な「次の認証」の正体 多要素認証は、もう破られている。パスワードもSMSも不要な「次の認証」の正体 2026/07/24 「ログイン認証? 多要素認証(MFA)を導入しているから大丈夫」──その安全神話は、すでに崩壊している。巧妙化するリアルタイムフィッシングは、パスワードはもちろん多要素認証すら無力化し、金融庁もついに規制強化へ動いた。だが、セキュリティを固めれば利便性が落ち、顧客は離脱してしまう。このジレンマに、どう向き合えばよいのだろうか。金融・EC事業者を始め、あらゆる企業が直面する「認証の防衛線」の構築方法について、最適解を探る。
記事 金融セキュリティ AI悪用がヤバい…メガバン・地銀・ネット銀で「セキュリティ対策水準」はどう変える? AI悪用がヤバい…メガバン・地銀・ネット銀で「セキュリティ対策水準」はどう変える? 2026/07/24 5 ランサムウェア、サプライチェーン攻撃、委託先経由の侵害など、金融機関が直面する脅威は多様化し続けている。そこにフロンティアAIが加わり、脆弱性の発見から攻撃までの時間は大幅に縮まりつつある。金融庁・日本銀行も金融機関に短期的な対応を要請した。とはいえ、限られた人員・予算・時間の中で、あらゆる対策を一律に最高水準へ引き上げることは現実的ではない。では、金融機関はサイバーセキュリティ対策を「どこまで」行うべきなのか。本連載の第3回となる今回は、成熟度評価を「投資の地図」として使いながら、どの領域を・どの水準まで・どの順番で守るのかを見極める考え方を、投資判断の3つの視点と金融機関タイプ別の勘所から読み解く。
記事 金融AI “AI偽造書類”が急増中?判別が超難しい「保険金不正請求」を見抜く…保険に特化したAIの活用 “AI偽造書類”が急増中?判別が超難しい「保険金不正請求」を見抜く…保険に特化したAIの活用 2026/07/17 近年、保険金の不正請求は生成AIの普及によって大きく様変わりしている。診断書や領収書、さらには事故車の損傷画像まで精巧に偽造できるようになり、人の目だけで真偽を見極めることはますます難しくなった。その一方で、保険金請求件数は増加を続けている。現場ではベテラン人材の減少や労働人口の縮小も進み、従来のように経験と目視確認に依存した審査体制は限界を迎えつつある。巧妙化する不正に対応しながら、保険金支払いの迅速化も求められるなか、保険業務に特化したAIはどのような役割を果たせるのか。
記事 金融セキュリティ りそなHDがマネロン対策にAIエージェントを適用、ネットワーク分析で検証 りそなHDがマネロン対策にAIエージェントを適用、ネットワーク分析で検証 2026/07/10 1 りそなホールディングスは、マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与対策を強化するため、ネットワーク分析を用いた検証結果とAIエージェントの適用方針を発表した。SAS Institute Japanの支援のもと、すでに導入済みのAIスコアリングに加え、口座や取引の関係性を分析することで、不正取引の検知精度向上と調査業務のさらなる効率化を図る。
記事 金融セキュリティ 日本郵政グループのDXはなぜ成功? 「変革が止まる理由」とAI時代に生き残る企業の条件とは 日本郵政グループのDXはなぜ成功? 「変革が止まる理由」とAI時代に生き残る企業の条件とは 2026/07/07 DXやモダナイゼーションの必要性を認識しながらも、基幹システムの刷新や業務変革が途中で止まってしまう企業は少なくない。問題の本質は技術ではなく、意思決定・組織・データ・業務プロセスといった“企業構造”にある。さらに生成AIの急速な進展が、その構造的課題を一段と深刻にしている。日本郵政グループのDX戦略会社であるJPデジタル 取締役 執行役員CIO/CISOの柴田彰則氏とIBMが、変革が止まる構造的理由とその突破口を語った。
記事 金融セキュリティ 量子活用の分岐点とは? “触って終わる企業”と“稼ぐ企業”を分けるもの 量子活用の分岐点とは? “触って終わる企業”と“稼ぐ企業”を分けるもの 2026/07/06 3 前編で見たとおり、量子インスパイアード技術を含む広義の量子コンピューティングの活用は、製造・物流、金融、化学・製薬といった分野で大きく動き始めている。とはいえ、「触ってみる」だけで価値を出せるほど、この世界は単純ではない。成果に結びつく企業と、PoC(概念実証)の段階で立ち止まる企業とに分かれていくのが現実だ。その差はどこから生まれるのか。デロイト トーマツで、量子プロジェクトのビジネス領域をリードする量子技術戦略リード 馬場慎一郎氏と、研究領域をリードする量子サイエンティストリード手塚宙之氏に聞いた。
記事 金融セキュリティ 量子はビジネスにどう使える? 金融・創薬・製造領域「ユースケースの現状」 量子はビジネスにどう使える? 金融・創薬・製造領域「ユースケースの現状」 2026/07/02 6 量子コンピューターを取り巻く報道は盛り上がりを見せている。しかし、実際のところ、ユーザー企業の現場では何が動き始め、あるいは何が停滞しているのか。量子コンピューターだけでなく、いわゆる量子インスパイアード技術(量子現象を扱う理論を取り入れた計算アルゴリズムで、古典コンピューター上で動くもの)も含めた「広義の量子コンピューティング」として捉えた場合、企業はいずれの技術を使い、どの分野で実益を期待し、そして何から手を付けるべきなのか。デロイト トーマツで、量子プロジェクトのビジネス領域をリードする量子技術戦略リード 馬場慎一郎氏と、研究領域をリードする量子サイエンティストリード手塚宙之氏に、分野別の量子活用の現状を聞いた。
記事 金融セキュリティ 【ゾッとする】まさかの「AIが勝手に取引」…金融機関が今すぐ対策しないとヤバい理由 【ゾッとする】まさかの「AIが勝手に取引」…金融機関が今すぐ対策しないとヤバい理由 2026/06/30 生成AIの業務活用が急拡大する中、金融機関はかつてない深刻なサイバーリスクに直面している。それは、「AIが自律的に動くリスク」だ。従来の情報漏えい対策だけでは通用しない時代に、企業はこの見えざるリスクにどう立ち向かうべきだろうか。
記事 金融セキュリティ 金融庁準拠だけでは「サイバー防衛」は大変?新評価基準「CRI Profile」が役立つワケ 金融庁準拠だけでは「サイバー防衛」は大変?新評価基準「CRI Profile」が役立つワケ 2026/06/25 3 金融機関のサイバー態勢を「測って、比較して、目標を置く」にはどんな枠組みが必要か。本稿では、その解決策として海外で関心が高まる「CRI Profile(シーアールアイ・プロファイル:Cyber Risk Instituteが策定したサイバーセキュリティプロファイル)」に注目する。まずは同フレームワークを構成する「3つの部品」を紐解き、評価の構造を解説し。そのうえで、金融庁ガイドラインなどの国内ルールとどう「接続」し、実務の「3つの評価軸」へ落とし込むべきかを提示していく。単なる「点検」から脱却し、経営陣の“投資判断”を引き出すための実践的なアプローチを見ていこう。
記事 AI・生成AI MUFG・SBIも参戦、「AIエージェント」で激変する金融、勝敗分ける“責任の境界”とは MUFG・SBIも参戦、「AIエージェント」で激変する金融、勝敗分ける“責任の境界”とは 2026/06/19 9 ChatGPTなどの生成AIを活用し、顧客対応を自動化する銀行が増えている。しかし、AIが誤答をした際のリスクや「責任の境界線」をどこに引くかは、各行の大きな課題だ。そうした中、MUFGやSBIグループが2026年中の「AIエージェント」実装へと動き出し、AIの活用は“単なる効率化”から“業務の根幹”へと広がりつつある。金融庁はこうしたAIの本格活用に対し、どのようなスタンスを示しているのか。本記事では、金融業界におけるAI活用の最前線と、導入企業が直面する「責任の境界」のリアル、そして求められる組織の再検討について徹底解説する。
記事 金融セキュリティ 「閉鎖網なら安全」は幻想? Claude Mythosが暴く“レガシーシステム”の危機とは 「閉鎖網なら安全」は幻想? Claude Mythosが暴く“レガシーシステム”の危機とは 2026/05/26 7 安全性懸念から一般公開が見送られた次世代AI「Claude Mythos(クロードミュトス)」が、金融システムで利用されるソフトウェアの脆弱性を自律的に発見し、攻撃コードまで生成できる──。この報道は、日米の金融業界に衝撃を与えた。これまで金融機関は、「システムを守る側」にいることを前提にセキュリティを構築してきた。しかしフロンティアAIは、その前提そのものを崩し始めている。もはや問題は「AIを導入するか」ではない。AIが“金融インフラの弱点を探し続ける時代”に、銀行や決済システムは本当に耐えられるのだろうか。
記事 AI・生成AI 生成AIに「置き換えてOK」な金融業務は?融資稟議Before/Afterで完全解説 生成AIに「置き換えてOK」な金融業務は?融資稟議Before/Afterで完全解説 2026/05/22 7 金融機関における生成AIの活用は、単なる「業務効率化」から「判断の代替」へとフェーズを移しつつある。融資審査やリスク管理において、AIはどこまで人間の判断を代替できるのか。本連載では、金融機関の根幹である「判断」を3つに類型化し、生成AIが金融の意思決定と業務構造をどう激変させていくのかを徹底解説する。