記事 航空・宇宙・軍事ビジネス ベトナム最大LCC「ベトジェットエア」の強さのワケ、コロナ後に最大成長の秘密 2024/03/28 ベトジェットエアはベトナムのLCCでありながら、フルサービスキャリアをしのぐ国内最大の民間航空会社である。同社はコロナ禍を経てさらなる成長軌道に乗る。ベトナムの航空業界の事情や、同社独自のsky BOSSサービスも合わせて、同社の今を追った。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス ボーイング・エアバス越え?中国航空業界の躍進、COMACの販売戦略とは 2024/03/26 2024年2月20日~25日の会期でアジア最大の航空ショーである「シンガポール航空ショー」が開催された。今回、中国機が初めて国外の航空ショーで展示とフライトを披露。航空機受注では、中国商用飛機(COMAC)がボーイング・エアバスに肩を並べ、大健闘の結果を残した。ここから中国機は、どのような戦略で世界で存在感を見せていくのだろうか。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス 【単独】物流大手「鈴与」会長に聞く日本の空“第3勢力構想”とスカイマークへの期待 2024/03/08 静岡で220年を超える社歴の物流大手「鈴与」会長の鈴木与平氏へ清水区の本社で単独インタビューの機会に恵まれた。今回、鈴与傘下のフジドリームエアラインズ(FDA)より6倍以上の輸送規模を持つスカイマーク(SKY)の筆頭株主になることで、両社の発展を進める心積もりだ。与平氏は鈴与でお役に立てるとすればとの前置きの後に「もちろんスカイマークに対しては当社も応援していきたいし、役員の派遣も考えている」と語った。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス ANA新ブランド「AirJapan」が就航、待望の新機体と4つの戦略 2024/02/26 2024年2月9日、ANAグループから新ブランド「AirJapan」の事業が開始した。中距離航空部門で競合となる、JALグループの「ジップエア トーキョー(ZIPAIR Tokyo)」に後れをとっての事業開始となるが、同社はどのようなビジョンを構想しているのか。2月6日に成田空港ANA第1ハンガーで開催された発表会の様子を中心に、新機体ボーイング787-8(JA803A)の特徴、同社の戦略に迫った。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス JAL新フラッグシップA350-1000の全貌、史上初の機内設計はここが違う 2024/02/07 JALはフラッグシップとして、エアバスA350-1000を基幹路線の羽田とニューヨーク(JFK)間に導入した。2004年に導入したボーイング777-300ER以来、20年ぶりの機材更新になる。同社がフラッグシップに賭ける意気込みは強い。羽田空港格納庫で実施された内覧会の模様を中心に、今後の同社の戦略を追った。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス 羽田JAL機衝突事故の悲劇はなぜ起こったか、急ぐ原因究明と再発防止5策 2024/01/25 1月2日に発生した、羽田空港でのJALと海上保安庁の機体衝突事故から3週間以上が経過した。事故により、海上保安庁の機体に乗っていた5名の死亡が確認された。多くの報道で原因特定と対策が報じられたが、最終的には運輸安全委員会(JTSB)の調査結果を待つこととなる。今回の事故発生において、JALの赤坂 祐二社長の記者会見での発言にあったように、「航空管制はアナログな部分が多く不安要素は拭い切れない」と多くの人が思ったのではないだろうか。航空機の安全運航のためのテクノロジーや、再発防止のために取り組むべきことについて解説する。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス 利用者数8万人越え、旅のサブスク「HafH」カブクスタイルの急成長の理由 2024/01/16 コロナ禍を経て旅のスタイルがより個別化の傾向にある中で、旅のサブスクが人気を博している。特に注目したいのが、2021年のサブスク大賞でグランプリを受賞したカブクスタイルの「HafH(ハフ)」だ。国内外の宿泊施設を毎月定額利用できる同サービスの利用者数は現在8万人(2023年11月時点)を超え、右肩上がりの成長を遂げている。その中でも新たな試みとして宿泊施設の予約だけでなく、国内線の航空券の手配が可能になり、トラベルフィンテックとしてのユーザー利便性の向上につなげようとしている。同社のビジネス・アライアンス・マネージャーの舘野 和子氏にインタビューを行い、サービス開発の裏側や同サービスの強み、今後の展望について、話を聞いた。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス 【独占】豪カンタス航空の20時間の異次元フライト、「超」長距離飛行の知られざる裏側 2023/12/28 カンタス航空は、100年以上の歴史を持つオーストラリア最大の航空会社。歴史的、地理的な背景から、同社は1920年の創立間もない頃より長距離飛行を行ってきた。そんな同社が開設しようとしているのは、20時間にもおよぶ米英とオーストラリア間のフライトだ。これは異次元の飛行時間である。本社を訪問し、同社の長距離飛行戦略とその裏側に迫った。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス 【ドバイ航空ショー】自衛隊・川崎重工業・ナブラモビリティを取材、何を見せた? 2023/12/19 英仏、シンガポールと並ぶ世界3大航空ショーと言われる第18回ドバイ航空ショーが、11月13日~17日まで、5日の会期を終え閉幕した。注目のボーイングとエアバスの受注競争はボーイングの圧勝。世界最大級の見本市として盛大に開催されたにも関わらず、日本からの出展は少なく、自衛隊、川崎重工業、スタートアップのナブラモビリティにとどまった。出展した3団体への取材を交え、同ショーを振り返る。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス 空飛ぶクルマの開発競争の勝者は中国か?いよいよ目前に迫った実用化、2023年の現在地 2023/12/11 空飛ぶクルマの開発進捗(しんちょく)に新たな動きが出てきた。なんと中国のアーバン・エア・モビリティ(UAM)メーカーが中国で型式証明書(TC)を取得し、旅客輸送商業運用を行えるようになったのだ。また、日本国内でも日本で唯一のUAM企業スカイドライブがスズキと子会社を設立するなど、新たな動きが出てきている。そのほか、ドイツや米国の企業など世界のUAMの開発進捗の最前線を解説する。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス 【独占】エミレーツ航空取材、中東をけん引する航空会社が日本市場で狙う勝ち筋 2023/12/06 中東地域の航空業界の勢いが止まらない。2021年の輸送力ランキングでは、アジア地域を抑えて4位にランクインした。その勢いをけん引するのが、中東航空会社の有償旅客キロ(RPK)の3割を占めるエミレーツ航空である。同社の日本支社長に独占取材を行い、日本市場への戦略や今後の展望について話を聞いた。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス なぜ鈴与がスカイマークの筆頭株主に?実現する、他社を寄せ付けない航空経営とは 2023/11/21 スカイマークの筆頭株主インテグラルは、11月7日に一部株式を鈴与に譲渡すると発表した。鈴与がスカイマークの筆頭株主となったこのニュースは、航空業界に衝撃を走らせることとなった。なぜ鈴与への筆頭株主交代が行われたのだろうか。スカイマークのこれまでの歩みをたどりながら、その狙いと将来像を探ってみたい。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス JAL19年ぶり待望のエアバス「A350-1000」導入、ANAとのフラッグシップ競争の軍配は? 2023/10/27 JALが国際線の新フラッグシップとして、エアバスの「A350-1000」の就航を年内から始める。現在のフラッグシップであるボーイング777-300ERが2004年に導入されて以来、実に19年ぶりのこととなる。フラッグシップとは航空会社の顔となる航空機だが、その機体導入の経緯をANAとの比較で振り返ってみたい。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス アメリカン航空はなぜ「世界最大」になれたのか?JALとの連携を強化するワケ 2023/10/04 航空大国の米国で御三家と言われるアメリカン、デルタ、ユナイテッドは、世界トップ3に君臨する巨大ネットワークを持つ航空会社である。3社のうち、2021年時点で旅客輸送力世界一の座に就くのはアメリカン航空(AAL)だ。同社は、同じワンワールドアライアンスに所属するJALとの提携による深い関係を築く。同社の強さの理由と日本との関係性を探った。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス 【本社潜入】40年の黒字経営「サウスウエスト航空」の独自ビジネス戦略を解剖 2023/09/29 LCCの元祖といわれる米国「サウスウエスト航空」。全米御三家3位のユナイテッド航空の輸送力の93%にまで迫っている同社が、世界の頂点といえるトップ3のエアラインになる日も近い。そんな同社の強み、独自の戦略は何か。本社に潜入し、それらを探った。
記事 ブランド向上・マーケティング・PR ANAも導入、ニュージーランド航空が提供のエコノミー「スカイカウチ」は何がスゴい? 2023/08/29 南半球の国ニュージーランドは、北半球の日本からだと長距離移動を余儀なくされる遠い国のイメージがある。欧米諸国へは更に遠距離の旅を余儀なくされるが、その遠さを逆に活かしたサービスがニュージーランド航空で開発されている。それは、熟睡できるエコノミー「スカイカウチ」だ。ANAも同サービスを取り入れて、好評を得ている。本稿では、そのユニークなサービスを紹介する。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス ビジネスジェットの普及が日本で進まないワケ、世界と差がついた日本の飛躍握るカギ 2023/08/23 コロナ禍において、ビジネスジェットの需要が急増した。日本のビジネスジェットの普及率は低く、世界に大差をつけられている。普及のための規制緩和が進むも、課題は残る。ビジネスジェットがさらなる飛躍を遂げるためにどのようなことが必要だろうか。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス 航空機メーカー「エンブラエル」世界3位に躍進のワケ、見習うべきスゴすぎる先見性 2023/08/22 ブラジルの航空機メーカーである、エンブラエル。ボーイング、エアバスに次ぎ世界第3位のシェアを誇る。ビジネスジェット市場、軍事機なども手掛ける同社。20年前から持続可能な航空燃料(SAF)を探求し、世界で初めて再生可能資源から作られた燃料によって推進する航空機を販売した。そのスゴすぎる先見性と日本が見習うべき点とは?
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス エアバス、2035年までに「水素燃料電池エンジンの航空機」を開発?脱炭素に向けた歩み 2023/08/17 今年のパリ航空ショーではインドLCCインディゴがエアバスに対して、史上最大の発注をしたことで、話題となった。大量受注の一方で、同社はことさら製造機数を追い求めることはせず、将来の脱炭素社会に向けた航空機製造の動きを進めているという。その理由と経緯を追った。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス JALグループでも導入、「脱炭素」ATR航空機は何がスゴい?魅力に迫る 2023/08/15 世界で脱炭素の流れが加速する中、航空業界で注目されるのがSAF(持続可能な航空燃料)である。世界で初めてSAFを100%使用した実証フライトを実行したのが、環境に配慮したリージョナル航空機を開発する「ATR」というフランスの航空機メーカー。新潟発の航空会社「トキエア」やJALグループも続々とATR機を採用する。ATRとはどのような企業だろうか。またその将来性とは。
記事 航空・宇宙・軍事ビジネス ボーイングの予測航空機需要は20年間で「4.2万機」期待かかる脱炭素航空機 2023/08/09 コロナ禍が収束に向かう中、航空機の運航数や輸送力は順調な回復をみせている。業界をけん引するのは、大手ボーイングだ。現在、新世代機777Xの認証試験を進め、ウィスク・エアロによる脱炭素社会に貢献するUAMの開発を進めている。航空業界を取り巻く環境とボーイングの展望を追った。
記事 運輸業・郵便業 【2023年版】ボーイングVSエアバス受注競争、貢献した印インディゴCEOが語る 2023/08/01 毎年の航空ショーで、世界の2大民間航空機メーカーのエアバス対ボーイングは激しい受注競争を繰り広げる。コロナ前はショーの会期後に合計受注数を披露したものだが、コロナ禍で疲弊した航空会社は持続可能な経営にかじを切ることとなり、メーカーもことさら数を追い求めることはしなくなった。その方針を評価しつつ、本稿では2大メーカーの動きとともに、今年過去最大級の発注をしたインドの航空会社「インディゴ」を追った。
記事 運輸業・郵便業 日本の「空飛ぶクルマ」が世界的に評価される理由、スカイドライブCEOに聞く展望 2023/07/25 2025年大阪・関西万博の開催を機に運用される、空飛ぶクルマと称する移動体の開発が急ピッチで進む。日本ではどのような企業が運用予定なのだろうか。また、世界的に評価される理由はどこにあるのだろうか。日本で唯一空飛ぶクルマの開発製造を行う「スカイドライブ」CEOへの取材・世界のライバル企業の動きを交えながら、パリ航空ショー会場で考察する。
記事 運輸業・郵便業 米・ブーム(BOOM)の「超音速旅客機」の野望、マッハ1.7で飛ぶ 航空業界に新たな風 2023/07/19 2003年、チャーター便での事故をきっかけにその役目を終えた「超音速旅客機」。ここにきて米国の主導で改めて実現しようという動きが進んでいる。そのプロジェクトをけん引するのが、BOOM TECHNOLOGY(以下、呼称のブーム・スーパーソニック)。同社には、どのような計画と成功方程式があるのだろうか。
記事 運輸業・郵便業 日本がとん挫した「航空機製造」で中国が存在感、ボーイング・エアバスの対抗馬になりうるか? 2023/07/14 日本ではリージョナルジェットMSJ事業がとん挫する中、中国の航空機産業は完成機事業を成功させている。中国商用飛機(COMAC)がリージョナルジェットとなるARJ21に続き、ボーイング737、エアバスA320と競合するナローボディ機(単通路機)C919の定期商用飛行を開始したのだ。この先、世界の航空機メーカーの中で中国の存在感は高まるのだろうか。
記事 運輸業・郵便業 2023年世界航空会社ランキング 世界3位・部門3冠のANA 強さの理由 2023/07/10 パリ航空ショー会場、ル・ブルジェ空港内の航空宇宙博物館にて、英国の航空サービス調査機関SKYTRAXが主催する「ワールドエアラインアワード」の発表と表彰式が開催された。世界のエアラインが栄誉とする発表の舞台。ANAやJALが上位入賞を果たしたが、何が評価されたのだろうか。
記事 運輸業・郵便業 【独自】三菱重工 MHIRJ 山本CEOを直撃、再起なるか?「未来の航空事業像」 2023/07/04 コロナ禍前となる2018年、筆者の目の前でMRJ(三菱リージョナルジェット、その後三菱スペースジェットに改名)はファーンボロの空を華麗に飛行した。あれから5年、三菱重工を取り巻く環境は大きく変わった。順調に進めばローンチカスタマーのANAに引き渡されているはずだった機体は、試験飛行を行うアメリカで解体されてしまった。この先、三菱重工が手掛ける航空機事業の再起はあるのだろうか。パリ航空ショー会場で、三菱重工グループのMHI RJ AVIATION ULC.(以下MHIRJ)の 山本 博章CEOに直接話を聞いた。
記事 運輸業・郵便業 【パリ航空ショー現地レポ】空飛ぶクルマ、脱酸素、エアバス最新機…注目動向と独自取材 2023/06/23 2023年6月19日に開幕した世界最大規模の航空見本市、パリ航空ショー。筆者は開会前日に入り、準備段階から取材を開始した。ショーでは「脱炭素」が重視され、開発競争激化する空飛ぶクルマやエアバスの新機材など、さまざまな最新技術を見ることができた。現地よりレポートをお届けする。
記事 運輸業・郵便業 【パリ航空ショー】スペースジェット撤退 三菱重工、川重、IHI…注目の航空大手の動きは? 2023/06/16 2019年以来、およそ4年ぶりとなる「パリ・エアショー2023」がフランスで開催される。世界最大規模の航空ショーで日本はどのような出展を行うのだろうか。また、注目されるスペースジェット計画中止後の「三菱重工」、や大手「川崎重工」、「SUBARU」、「IHI」の動きとは?
記事 運輸業・郵便業 コロナ禍でも“継続”成長した「あの航空会社」、ライバルはバス?ユニークな戦略 2023/05/11 コロナ禍において世界中で国境は封鎖され、航空路線が消えたことから、航空会社はコロナ禍の影響を受けた業種として最大の注目を浴びた。数ある航空会社の中で、2021年の輸送力が2019年比で世界最大の落ち込みを記録したのは、日本にも乗り入れている香港のキャセイパシフィック航空だ。逆にコロナ禍前に比べコロナ後に輸送力を伸ばした航空会社があるとは想像すらできなかったのだが、実は地球の反対側にその航空会社はあった。両社の違いはどこにあるのだろうか。その差を比較した。