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- 2023/03/31 掲載
なぜダメ上司は「無関係な話」から始めるのか? 部下を伸ばす上司はやらないNG言動
連載:リーダー必携マネジメント術
無関係な話をする上司・憂鬱な部下を生む根本的理由
評価面談とは、今期の成果を振り返りながら上司が部下に適切な評価をすべく行うものであるはずです。ならば、極端に言えば、評価以外の話題は本来すべて無意味ということになります。しかし、「最近どう?」や「今期調子悪かったよね」などに始まり、プライベートの話をして場を和ませようとする管理職が多いでしょう。そうすることで、自分が下す評価を部下に聞き入れてもらいたいわけです。こんな回りくどいやり方をする理由は、評価項目が曖昧だからという理由に尽きます。
・リーダーシップを発揮したか
・チームワークを大事にしたか
上記は曖昧な評価項目の典型です。「積極性」や「リーダーシップ」、「チームワーク」という言葉への見方は1人ひとり異なります。
このような評価項目を採用していると、どんなに優秀な上司であれ、部下を納得させるのは難しいでしょう。それゆえ、「部下が評価に不満をぶつけてくるかもしれない」とか「自分のせいで辞められたらどうしよう」と、評価面談を憂鬱(ゆううつ)に感じてしまうのも仕方がないことです。
部下にしてみれば、曖昧な評価項目のせいで評価を獲得する方法が分からないまま仕事に従事しなければなりません。これは、スポーツで例えるなら得点の仕方を知らずにプレーするようなもの。当然、集中力を発揮することは不可能です。
では、どうすれば良いのか。これは目標設定の方法を少し変えるだけで解決できます。 【次ページ】デキる上司はやっている目標設定、部下をダメにする上司のNG言動
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