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  • 2023/03/07 掲載

“そりゃ育たない”「新人をダメにする」ダメ上司が無意識にやっているNG行動

連載:リーダー必携マネジメント術

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新卒社員をはじめ、新人が多く入社してくる季節。「新人がなかなか育ってくれない」と悩む管理職は少なくありません。そこで、全国3200社の組織コンサルティングを手掛ける識学の上席コンサルタント冨樫篤史氏が、新人の育成におけるNG行動とあるべきマネジメント像を解説します。成長スピードに大きな差がつきやすい時期に良いスタートが切れるよう、年度が替わって新入社員を迎える前に、自社のマネジメントを見直してみてください。
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「大事に育てたい」と思ってのその言動が、実は新人をダメにしているかもしれない
(Photo/Shutterstock.com)

売り手市場だからこそ必要な思考転換

 昨今の就職市場は売り手が大きく優位なため、皆さんの周囲にも「ぜひ当社に入社してください」とお願いされて入ってきた新人が少なくないでしょう。売り手市場では、求職者は会社を選ぶ側、つまり「評価する側」です。しかし、会社に入社したときから、社員となった彼らは会社に「評価される側」へと変わります。

 これは揺るぎない事実であり、会社側は新人にこの意識転換をさせなければなりません。これができないと、自社で活躍してくれる可能性は低いうえに、何より新人にとって大きな損だからです。

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売り手市場がゆえに、新人のマインドセットの転換は必要だ
(Photo/Shutterstock.com)

 新人がいつまでも、「この会社はダメだよね」と評価をするような態度でいると、批判しているうちは気分が良いかもしれませんが、会社から評価を得られないので当然出世はできず、給与も増えません。無論、スキルやビジネスマナーの話も大事ではありますが、自分が会社から評価を得なければならないと認識していない新人は、それらを教わっても必死に吸収しようとはしてくれません。

 新人研修の最初に、このマインドセットの重要性についてしっかりと説明したうえで、新人1人ひとりの役割を明確に設定してください。評価者である上司が何を求めるのか、それによってどのような評価が得られるのかを明確に伝えるのです。


採用段階で気を付けるべき「そもそも」

 新卒ではなく中途採用であるなら、そもそもこの勘違いをしている人は獲得しないほうが良いでしょう。染み付いた考えはなかなか取り除けないため、その人が戦力になる確率は低く、それでいて入社後にもめ事を起こしやすいからです。

 こうした人は、かつて勤めていた職場への不満を漏らしがちであり、自己評価が高い傾向にあります。面接時に注意して見るようにしてください。

【次ページ】こんなやり取りはNG!「大事に育てたい」思いが逆効果に

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