- 2025/12/01 掲載
2年で20人辞めた……私がやっていた「2つの大失敗」、なぜ離職がピタリと止んだ？
管理職になったのに、研修もなくマネジメントに乗り出さねばならなくなったビジネスパーソンはきっと珍しくないでしょう。現在、組織コンサルタントとして働く私も、かつては手探り状態でマネジメントに悩む管理職の1人でした。今回は、“見よう見まね”のマネジメントで失敗した私の経験を基に、正しいマネジメントの基本について解説します。
（Photo/Shutterstock.com）
なぜ、店長就任後「2年で20人」が辞めていったのか……
現在、私は組織コンサルティング会社でシニアコンサルタントをしています。今からする話は、前職で大手家具メーカーの店長を務めていた頃の失敗談です。私がしていたマネジメントのどこが間違えていたのか、どうすれば良かったのか──あなたは分かりますか。
そこは北陸エリアにある店舗で、アルバイトスタッフを合わせると35人程度が働いていました。売上規模は全国で標準サイズの店舗でした。【次ページ】結果を出した上司をまねて、「教育に力を入れた」結果……
私は3年間その店舗の店長をしていたのですが、就任から最初の2年でアルバイトを含め20人が退職してしまいました。スタッフが辞めるたびに新しい人を採用していましたから、売り上げこそ少しずつ伸びてはいたものの、離職者の多さにとまどう毎日でした。
店長に就任してからというもの、売り上げ目標や重点販売品の構成比率を伸ばすために、営業トークのフローを整えたり、お客さまへの声のかけ方や言葉遣いをスタッフへ指導したり、「結果の出る方法」を伝えるなど教育に力を入れていました。
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