- 2026/01/17 掲載
サム・アルトマンが脳コンピュータインターフェイス企業「Merge Labs」に再投資
Neuralink とは異なる非侵襲的で高帯域の神経インターフェース技術アプローチでBCIを目指す。
Merge Labs は脳と機械をつなぐBCI技術の研究開発を進める企業で、既存の侵襲的な埋め込み型技術とは一線を画する非侵襲的で高帯域幅のインターフェースの実用化を目指す。具体的には、脳内に手術で電極を埋め込む従来手法ではなく、超音波や分子レベルの信号伝送などの深部組織へ到達可能な非侵襲的な手法の開発を進めていると報じられている。このアプローチにより、神経活動を高精度で読み取りつつ、体への負担を抑えられるBCI技術の社会実装が期待される。
OpenAIはMerge Labsへの出資を通じて、BCI技術の研究をAIとの連携によって進める意向を示している。OpenAI側は、高帯域幅の神経データをAIが解釈し、意図を理解するシステムや個人適応型のAIオペレーティングシステムの開発を支援することを表明しており、AIと神経インターフェースの統合が次世代のインタラクション技術になるとの認識を示している。
今回の資金調達は、イーロン・マスク氏が率いる Neuralink など従来のBCI企業との競争関係でも注目を集めている。Neuralinkは電極埋め込み型技術を用い既にヒト臨床試験を進めているが、Merge Labsは埋め込み手術を不要にする技術基盤の確立を目指し、将来的には医療用途のみならず一般消費者向けの応用も視野に入れている。また、OpenAIの投資はAIソフトウェアと神経ハードウェアの接続点を強化する戦略的な判断として報じられている。
Merge Labsは現時点では初期研究段階にあり、市場投入製品の具体的な時期は明らかにされていないものの、今回の大型シード資金調達により基礎研究と技術基盤の整備が進む見込みだ。非侵襲的BCIは、神経疾患患者の支援や人間?機械インタラクションの高度化など幅広い応用が期待される分野であり、今後の研究開発の進展が注目される。
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